コスト削減キャリア~JALウェイズ
▼このキャリアは,JALの子会社でグアム・ホノルル・バンコク・ホーチミン路線などに就航している。コストを削減するために機内掃除も乗務員がしたり,フライトアテンダントにタイ人やフィリピン人を多数使ったり(日本人もいる),の徹底ぶりだが,アジアで増えているLCC(ローコストキャリア)ではない。機材によってはJALと書いてあるので,JAL便とは表向き変わらない。タイ人のフライトアテンダントはきれいな人が多く,難解な日本語は理解できないようだが,サービスや言葉遣いもよいので,近年の日本人アテンダントよりはましかもしれない。日本人アテンダントは器量はもちろんのこと,サービス面でも低下が続いている。機材はだいぶん新しくはなったが,少し前までは,初期のころ(1970年代)のジャンボ機を使っていて,日系キャリアでもっとも古い機材を使っていた。今度落ちるなら,JALウェイズだと思っていたが,落ちないうちに,機材が新しくなったようだ。機材が新しいからといって落ちないわけでないが,それでもまだボーイング747-400を使っているようではけっして新しい機材とはいえない。 |
機内の内装はきれいにしてあるが,パーソナルテレビもなく,サービス面はいまいちだ。経費削減がここでも露骨に表れている。LCCでも,アメリカのジェットブルーのように,パーソナルテレビがついていて,JALウェイズよりマシなキャリアは少なくない。食事に関してはわりあいあっさりしたものを提供し,けっして悪くはない。評価すべきは食事だけの悲しいキャリアだ。JALウェイズ特製ワインは,混ざりものなのか悪酔いしやすいので,飲む場合は注意したい。ビールは各メーカー1種類なので,ビール名ではなく,メーカー名で指名した方が話が早い。キリンのビールが飲みたければ「キリン」といえばいい。ただし銘柄の指定はできず,たいがい『一番絞り』が出てくる。ビールが無料なだけいいかもしれない。アメリカのキャリアの多くはアルコール類は有料になってきていて,機内の楽しみも半減している。やはり,国際線に乗る魅力は,サーチャージなしの特典航空券で,無料のアルコールを飲むことに尽きる。 |
あまり乗りたくないキャリアだが,もともとが安いのか,ツアーでは,JALウェイズの飛んでいる路線ではきまってJALウェイズに決るようだ。まったく嬉しくない話だ。【2008/7/6(日) 午前 8:23】 |
なんとなく年季の入った機体

- 関連記事
-
-
台湾の表玄関・台湾桃園国際空港 2013/04/28
-
運航停止してしまったB787 2013/01/19
-
スカイマーク・サービスコンセプトとは!? 2012/06/03
-
快適性抜群のチャンギ国際空港 2012/05/17
-
人気航空会社ランキング2009 2010/05/23
-
インチョン(仁川)発国内線 2010/04/11
-
SKYTRAX World Airport Awards 2010 2010/04/04
-
コスト削減キャリア~JALウェイズ 2008/07/06
-
地盤沈下を止められない成田国際空港 2008/06/28
-
サーチャージが再値上げ 2008/05/24
-
陸マイラー,念願の10万マイル達成! 2008/02/27
-
ヒースロー空港の乗り継ぎ~T1&T2&T3からT4へ 2008/01/01
-
オランダの空から 2007/12/09
-
会社発海外行 2007/12/08
-
陸マイル8万達成!from2006年4月 2007/11/09
-
Last Modified :