台北でも受験競争は熾烈~台北75
▼日本では,数の上で大学全入時代を迎えたが,そうはいっても入りたい大学にたやすく合格できるというものでもない。台湾は一昔前の日本のように受験競争が熾烈である。いい大学に入れば,いい企業に入れる,という有名大学信仰がまかり通り,浪人も少なくない。よって予備校なるものも多く,とくに台鐵台北駅南側に受験予備校が集中している。予備校の玄関をのぞくと,合格実績を自慢すべく,「○○大学□□学部△△名合格!」といった張り紙がべたべたと貼られ,まさに日本の予備校の玄関を見ているようだ。とくに国立台湾大学(日本統治下の旧帝国大学で,台湾最難関)に何人合格したかは,日本でいうところの東大に何人合格したかと同じで,優秀な予備校のバロメーターとなる。【2007/9/6(木) 午後 8:46】 |
↓雑居ビルに入っている予備校)

予備校が多いこの辺りには,「受験=書籍」という構図があてはまるのだろうか,書店が際立って多い。書店といっても,総合書店あり,パソコン書籍やコミック専門の書店あり,と実にさまざまで,書店が並ぶストリートまで存在する。東京の神保町のような雰囲気だ。当然,そうなるとハイティーンがたくさん出没するわけで,若者向け飲食店,ファーストフード店も多くなる。結局は東京・お茶の水や高田馬場のような街並みになってくるのは避けられない。 |
↓台北市内の書店街

ちなみに台湾の新刊本の書店では,本の割引がさかんで,2割引きや100元引きなどと本にシールが貼られ,平積みされている。けっして安いのは古本屋だけではない。売られている本は当然中国語で書かれているのだが,何が書かれているかは写真と漢字でかなり細かく推測できるので,面白そうな本があればぜひお土産に買って帰りたいものだ。書店で特筆すべきは,立ち読み歓迎ということである。どこの書店でも,立ち読みどころか座って読んでいる(床に寝そべって読んでいる場合もあり)のはごく普通の行いである。大きな書店ほど,床をカーペット敷きなどにして,どうぞ床でのんびり読んで下さい,と言わんばかりである。 |
↓座り読みは当たり前

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