ミコノスタウン総集編3~ギリシャ・エーゲ海60
▼ミコノスタウンを歩くといろいろな発見がある。ヨーロッパは古い街並みを見ながらの散策になるが,同じヨーロッパでもこのエーゲ海の島々はそうではない。遺跡はあるものの街並み自体はそんなに古いわけではない。注意をしながら歩かないと生活空間の中に埋没したものを発見することは難しい。それだけに面白い街でもある。ホテルから10分くらい歩くと「南のバスターミナル」に到達する。本当の名称かどうかはわからないが,「北のバスターミナル」に対してこう呼ばれている。ターミナルといっても建物があるわけではなく,停留所のポールが立っているだけの広場であるが,常に2台ほどのバスが停留している。このターミナルからは主にミコノスタウンから南や東に行く路線が出ており,島内の主なビーチに行くにはここから出発することになる。バス停に書かれた時刻表は誰が書いているのか知らないが(運転手?)チョークで書かれ,毎日書き換えないといつのまにか消えてしまう。夏場はとくに雨が少ないとはいえ,雨が降ったら時刻表はあっというまに消えてしまうだろう。運賃は1回0.9ユーロであるから,日本とそれほど変わらない。チケットはバスの中で車掌から購入する。「南のバスターミナル」周辺はレンタルバイク屋が軒を並べているが,郊外にいったときでもバイクに乗っている観光客はついぞ見かけなかった。商売になるのか気になるところだが,土産物屋を兼ねていたり,住民のバイクの修理なども行っているので食っていけるのだろう。道路が狭く,曲がりくねり,埃っぽい島の道は,バイクにとっては適しているとはいえず,よほどのことがない限り勧められるものではない。もし乗るのであれば,保険をいっぱいかけておいたほうがいいだろう。【2007/3/11(日) 午前 10:46】 |
↓チョークで書かれた時刻表

このあたりは,土産物屋や飲食店が多いが,まだ街のはずれにあたるので人出は少ない。観光客らしい若い人がオープンカフェで何やら美味しそうに食べていた。エーゲ海は夏の間は雨がほとんど降らず乾燥しているので,オープンカフェにはピッタリである。また,中心部には自動車の乗り入れができないので,青い空の下,新鮮な空気の中でゆったりと食事ができる。日本ではすべてこの逆なので,オープンカフェにはまったく適していない。が,排気ガス漂い,雨の多い湿っぽい空気の中,無理やりに外で飲食させる東京などの店の根性はたまげたものである。裏通りにオート三輪車を発見。日本でも昔はよく走っていたものだが,いまはもう見かけない。もし走っていたらお宝ものである。オート三輪は安定感に欠けるのでスピードは出せないのが難であるが,この島でスピードを出せる道路はないので,小回りがきくオート三輪はピッタリで,風を切ってのんびりドライブするのはかえって贅沢かもしれない。 |
↓オープンカフェ

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