新しくなった臺鐵臺中驛(台鉄台中駅)~台中21
▼2019年夏に台中を訪れた際に,初めて新駅舎と対面した。台中は2回目で,初めて訪れた時(2016年)は旧駅舎最後の年だった。旧駅舎は保存されることが決まり,南側にひっそりと残されている(2019年現在)。その後平地を走る旧線路(新駅は高架)とともに博物館化されている(2022年情報)。【2023/9/9(土) 午前 5:00】 |
↓臺鐵臺中驛(台鉄台中駅)西側

新臺鐵臺中驛(台鉄台中駅)は近代的な高架駅となり,韓国のソウル駅やプサン駅と雰囲気が似ている。2階のエントランスへ外から直接エスカレーターや階段を上がって行く導線だからなのだろう。日本にこのような駅は存在しない。それはJRの金儲けと結びついた駅ビル型の駅舎になるからだ。まず客をビルに誘導し,改札はビル内に設置する。改札から入場する際の前後に即座に買い物ができるよう利便性を重視し,鉄道事業と消費行動を合体化させたモデルが日本型駅舎である。儲け二の次で,駅は列車に乗降する場所に徹底したのが,韓国や台湾の駅舎である。駅前は広場になっていて,まだ造成中である。改札のある2階コンコースはスッキリしていて,日本のような狭苦しさはない。 |
交通カード(台北のeasy cardなど)が利用できるので,縦型のタッチ改札機を導入している。日本のどこの鉄道会社の改札にもあるような,左右を機械に挟まれた改札機ではなく,幅がめちゃくちゃ広く,大型の荷物でも横に並んですんなり通ってしまう,今までにはないアイデアの改札機だ。間を通り抜けるという感覚でなく,通り抜けの際にちょっと片手でタッチという気軽な感覚だ。日本でもこのようなフレキシブルな改札を考えればいいものを,やはり企業最優先かつアイデア枯渇の日本では無理な相談だろう。ホームは改札を入り,さらにエスカレーターを上がった3階だ。台中駅に停車する在来線のみなので,ホームドアはまだ整備されていない。 |
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