秋の味覚を地元で
▼暑い日が続いていたが,いつのまにか9月も中旬になり,フルーツが食べごろになってきた。現在住んでいる東京西部の市は,果樹栽培が盛んで,とくに梨の生産量は東京で一番だ。さらにぶどうも梨と並んで栽培されている。梨を栽培している農家は市内に110軒ほどあり,梨のもぎ取りができる梨園や,販売所を併設している農家が多い。たまたま通りががった市内の「清玉園」という農家で梨を購入した。この「清玉園」は,元禄年間に梨を植えたとされる市内最古の梨栽培農家であることは後日知った。 立ち寄った日に「清玉園」で販売していたのは,「あきづき」という品種と,この梨園の名称にもなっている「清玉(せいぎょく)」という2種類の梨。「あきづき」は「新高×豊水」と「幸水」の交雑種で,関東や九州で栽培されている。酸味が少なく甘みが強い。9月中旬の今は出始めの季節だ。一方,「清玉」は「二十世紀」と「長十郎」の交雑種で,肉質・糖度とも中くらいでシャキシャキ感がほどよい。この梨園のオーナーが作った品種で,市場への出荷はないので,食べられるのは日本でこの近辺に限られる希少種だ。地元の梨を食し,地産地消に貢献し,秋の味覚を満喫した一日となった。【2021/9/14(火) 午後 7:00】 |
↓梨園訪問

次の秋の味覚は,自宅から徒歩圏内にある「Patisserie Etienne(エチエンヌ)」の葡萄タルトだ。「Patisserie Etienne」は,夫婦でシェフをしている洋菓子店で,夫婦とも洋菓子の世界コンクールで優勝あるいは準優勝しているので腕は確かだ。2011年のオープンから10年なのに,テレビドラマ「貴族探偵」「年の差婚」あるいはトークバラエティ「人生最高レストラン」などに登場し,すでに全国区の有名店になっている。葡萄タルトのぶどうは,皮ごと食べられるぶどうを使っていて,タルトの甘さ・硬さを,そんなに甘くないさっぱりしたジューシー感で緩和してくれている逸品だ。値段は1カット725円と,テイクアウトにしては少し高めだが,有名店のタルトと秋の味覚が一緒に味わえるので,食べる価値は十分にある。 |
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