ブルージュ日帰り旅行1~ブリュッセル北駅~ブリュッセル13
▼ブルージュ(ブルッヘ〔フラマン語〕)は首都ブリュッセルから90kmほど北西に位置し,市域の一部は北海に面している。ブリュッセル国際空港に到着後手荷物が見つからないまま,深夜にブリュッセル市内のホテルに入り,翌日ブルージュに日帰りで行ってきた。往復の交通機関にはベルギー国鉄を使った。列車1本で楽に行けるよう,ホテルをブリュッセル北駅の近くに取っていた。ホテルからブリュッセル北駅までの道程はプログレ通りを北に進み4~5分の距離だ。ブリュッセル北駅から出てくる人たちの多くは,通勤・通学者だが,日本の大都市の駅と比べると全くというほど混雑はない。さらにブリュッセル北駅構内に進み,列車から降りてくる人たちを見るにつけ,日本のターミナル駅のようなギスギスした感じはなく,わりとのんびりしている。ヨーロッパのどこの国もそうであるように,ベルギー国鉄の駅にも改札口はないので,キップがなくてもホームまでは自由に入ることができる。今回ブルージュまで乗車するIC(インターシティ)のキップは,東京の自宅でインターネット予約,クレジットカード決裁し,その書面をプリントして持ってきた。いざ発券してもらおうとキップ売場で見せたら,そのバウチャー(書面)でそのまま乗車できると言われ,持参して乗車することになった。改札がないので,紙のバウチャー持参で何の問題もない。ベルギー国鉄はすべて車内での改札である。【2022/5/16(月) 午前 5:00】 |
↓ブリュッセル北駅に続くプログレ通り(Rue du Progres)

乗車する列車は9番ホームだ。地下を通ってホームに着くと,ホーム中央には全列車の時刻表が掲示してあり,乗車する列車を確認することができた。時刻表を見ると,IC(インターシティ=日本の急行,ただし国内のみ)とL(ローカル)がほとんど全てで,時々国際急行が通るくらいだ。日本の鉄道のように,種別が多すぎて戸惑うこともなく,特急という種別すらない。特急(特別急行の略)というのは世界唯一日本だけの種別で,とくにJRでは,急行がない路線でも,特別急行が存在するということが当たり前になっていて,何とも奇妙なネーミングだ。特別なのだからどれだけ早いかと思うが,全然速くはない。急行よりはまし,という程度である。ホームに早く着きすぎたので30分も待つはめになったが,やがてブルージュ経由オーストエンデ(oostende)行のICが入ってきた。ブリュッセル北駅を出ると,ブリュッセル中央駅,ブリュッセル南駅と連続停車し,その後ようやく優等列車としてスピードを上げていった。 |
ベルギー国鉄には路線線別に詳細な時刻表(冊子)があり,無料で配されている。全列車,全駅掲載なので1路線に付き,数十ページにも及ぶ。それがフリーペーパーのごとく無料で手に入る。日本は全列車の時刻表は購入しなければならず,その点ベルギー国鉄は太っ腹である。 |
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