21年ぶりの「ティルタ・サリ」後編~バリ島119
▼「ティルタ・サリ」のステージは開始から25分が過ぎた(19:55)。右側の楽団から離れ,ステージに近いところに座る老人が奏でるのは,ジャワ伝来の胡弓に似た弦楽器で,哀愁漂う音色を聞かせてくれる。ステージはレゴン中心ながら,その合い間にバロンやバリスを登場させるので,変化に富んでいて観客を飽きさせない。さすがに海外公演が多いので心得ているようだ。 この楽団の最大の見どころの一つに,クビャール・トロンポンがある。「クビャール」は「稲妻」という意味で,女装した男性が妖艶な踊りと打楽器演奏を行う。ガムラン演奏のリズムが激しいのは納得できる。座席が一番前なので,どの踊りも間近で見られるのは有難い。踊り子の表情まではっきりわかり,その表情の変化を追うだけでも十分に楽しい。あっという間に終演となった。終了時刻は20時55分。1時間半ということだったので,ほぼ予定通り。これから夜道をホテルに向けて15分歩くが,住宅街なので,まだ人通りも少なくなく,わりと安全だ。危険は野放しになっている犬くらいか。【2021/8/25(水) 午後 8:00】 |
↓年配の奏者が弾く弦楽器

1997年8月2日,東京・練馬区のとしまえん遊園地の特設ステージにて行われた「ティルタ・サリ」公演の写真の後編を紹介する(前編は2021年6月23日アップ「21年ぶりの「ティルタ・サリ」前編~バリ島118」)。メリーゴーランド前の特設ステージは立派で,当時のとしまえん遊園地は随分金をかけていたようだ。すでに東京ディズニーランドはあったが,身近に行く遊園地としては東京北部のシンボル的遊園地だった。見物客と一緒に踊るステージは,バリ島ウブドの公演では見られないサービスだ。日が陰ってきて公演は終了したが,観客と一体となった素晴らしいステージであったことを記憶している。 |
↓「ティルタ・サリ」の楽団

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