「てだこ浦西」には何がある?~本島南部4
▼那覇空港のモノレールホームに行くと,昨年(2019年)10月から「てだこ浦西」行というモノレールに乗ることが多くなった(朝方に多少「首里」行がある)。さて,「てだこ浦西」には何があるのか?という疑問があって,2020年9月26日に行ってきた。 沖縄都市モノレール(愛称ゆいレール)は,それまでの終点の「首里」駅から4駅延伸し,ついに隣の浦添市にまで行くことができるようになった。ただし,浦添市にあるのは経塚からの3駅のみで,延伸区間は浦添市でも最も東に位置する地域である。「首里」を過ぎると,乗客もぐっと減り,乗ったモノレールはたまたまかもしれないが,「経塚」で自分以外の乗客はゼロになってしまった。住宅街を走り,「浦添前田」からはトンネルに入り,出たと思ったら「てだこ浦西」に到着した。那覇空港からは19駅目,所要時間は約35分である。「てだこ」という一風変わった言葉は,琉球方言で「太陽の子」という意味らしい。1階に降り,北側の改札口を出ると(改札は一つ),ロータリーがある。見渡せど店は一軒もない。タクシー乗り場には2台のタクシーが停まっていたが,運転手は車を降り,ベンチで会話に夢中だ。ロータリーの隣には1000台収容の立体駐車場がある。駅を離れると住宅地があるので,パーク&ライド用に作られた駐車場らしい。ロータリーには「バス乗り場」があった。しかし,ロータリーに乗り入れる定期バスはまだ走っていないので,時刻表も書かれていない。ロータリーのさらに北側には,2022年完成予定で「イオンスタイル」の工事が始まっていた。駅の南側(改札の反対側)には駐輪場があり,すぐ上を浦添西原バイパスの高架道が走っていた。東方向にはモノレールの行き止まりが見えた。そこから東は隣の西原町だ。 駅の改札では,切符以外に,OKICA(オキカ)かSUICAのカードが使える。改札を入ると天井に鮮やかなステンドグラスがあったのだが,ゆっくり見ている暇もなく,那覇空港行で空港に向かった。 結局,「てだこ浦西」は浦添市の東部地域にあり,これから発展が期待されるが,開発前に駅を作ってしまったので,駅の周りには何もない場所だ。それでも1日の乗降客は,1300人ほどはあるらしい。沖縄都市モノレールは,未乗車区間があったが,この日に全線乗車が完了した。 【2020/9/27(日) 午後 3:00】 |
↓那覇空港モノレールホーム(「てだこ浦西」行)

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