べトナムコーヒーとハス茶~ベトナム1
▼コーヒー豆の生産量と輸出量はともにブラジルが世界一だが,生産量・輸出量ともに世界第2位を言い当てる人は少ない。それは南米の国ではなく,東南アジアのべトナムである(2002年)。べトナムコーヒーは今までは豆の管理等に問題があり,高級な豆としてはあまり市場に出まわらなかったが,地元資本の「チュングエンコーヒー」というコーヒーチェーンが徹底した管理を行い,少しずつメジャーになりつつある。日本にも東京・六本木にチュングエンコーヒーの店がある。べトナムコーヒーはステンレス製のコーヒーフィルター(写真1番目)で少しずつ抽出させて飲むのが普通で,酸味はほとんどなく,苦味の中にほんのりと甘さがあるコーヒーで,現地ではミルクや砂糖を入れ,甘くして飲むが,ブラックでも十分コクがあり,クセになる味でもある。べトナムはフランスの影響を色濃く残しているので(写真2番目は屋外でフランスパンを売る人),カフェでコーヒーを飲む習慣があり,べトナム価格は1杯1万ドン前後である。高級店では,フィルターがバッチャン焼の陶器に代わることがあるが,陶器ゆえ目が粗くて,豆を挽いた小さな粒がカップに落ちてしまい,味もいまいちといったところ。
ハノイで豆を買うなら,地元の日本人も太鼓判を押す,新市街にある「マイ」がお勧め。ここではコーヒーの試飲もでき,おばさんが親切で,豆にもよるが,1kgで10万~15万ドンなので,日本の3分の1~5分の1くらいで香ばしいコーヒーが買える。ハノイに行った際にはぜひお試しあれ。【2006/4/2(日) 午後 4:34】
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