スカイトレイン(BTS)Nana駅2019~バンコク78
▼スカイトレイン(BTS=Bangkok Mass Transit System)は20世紀末に開通したバンコクの交通システムで,ドイツの技術と車両を使用している高架鉄道だ。近年,延伸が繰り返され,とくにスクンビット線は毎年延伸している。スクンビット線にあるNana駅は開通時からある駅で,エリアが国際色豊かな場所で,ホテルも多いので観光客の利用者がとくに多い。スカイトレインは基本的に2階が改札,3階がホームである。2階へは階段を上がるが,エスカレーターの設置が進み,入口のどこか1か所はエスカレーターになっていることが多い。入口前にはタクシーが客待ちをしていたり,宝くじを販売していたりするが,声を掛けられることもない。ところで,タイの宝くじだが,1枚80バーツ(2020年1月 280円)で,1等賞金は600万バーツ(2020年1月 2100万円)である。毎月1日と16日が抽選日で,20歳以上であれば,外国人でも購入できるそうだ。 改札の前にはキップの自動販売機とキップ売り場がある。自動販売機は,使い勝手が悪く,慣れないと購入にしばし時間を費やすので,行列ができているのであれば,キップ売り場の方が断然早いのだが,キップ売り場がいつも開いているとは限らない。キップを買い,自動改札に入れて出てきた切符を受け取ると中に入れる。しかし,改札を入ると,簡単な机が置かれ,荷物を検査する人が立っている(時々いないこともある)。リュックやバッグを持っていたら,即座に中を見せれば何も言われることも止められることもない。さっさとホームを目指して進んでいけばよい。改札階からホームへもどこか1か所にはエスカレーターがある。ホームに上がると,やたらに広告が目立つ(日本からの進出企業も多い)。入ってくる電車も車両全体がラッピングされ(外から中は見えないが,中から外はよく見えるようになっている),運賃だけでなく,広告収入にも依存していることがわかる。高架を走るため,車両全体のラッピングは遠くからも見え,宣伝効果は高いようだ。 ホームにはまだホームドアは設置されていなかったが,延伸区間を優先しているため,全駅設置には数年かかるそうだ。車内は清潔で,イスはアジア標準のプラスチック製で,窓の上には液晶モニターがついていて,コマーシャルが流れている。もちろん日本と違い音も流れるのは韓国などと同様だ。ただし,列車の走行音で音はあまり聞こえないので,モニターを見ていない人への広告効果は疑問である。【2020/12/19(土) 午前 8:00】 |
↓スカイトレインNana駅入口

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