トゥルクから鉄道で運ばれる日本車~トゥルク10
▼ホテルからタクシーで,フィンランド鉄道のトゥルク駅に着くと,駅前にキャリアカーが停まっていた。後部には10台ほどの新しい車が積まれていた。キャリアカーは日本でも見るが,10台も積めるような大型車はほとんどなく,6台というのが標準だ。道路幅の狭い日本では交差点などが曲がれないためだろう。ゆったり感のある道路幅を持つフィンランドでは,バスといいトラックといい,長さも幅も日本よりひとまわりもふたまわりも大きい。道路幅があるということは,何にでも余裕が生まれるというものだ。さて,トゥルク駅は人の乗り降りするホーム自体は4面しかないが,駅舎から見てホームの後方(北側)には線路が何本も敷かれており,人的輸送だけにとどまらず,貨物輸送も行っていることがわかる。そのため,キャリアカーが駅前に停まっているものと思えるが,貨物輸送の場合は荷降ろし用のホームとは普通は分離されている。ところが,1番ホームのいちばん駅舎寄りには,キャリアカーから下ろしたと見られる乗用車が十台以上並べられていた。客の乗るホームからは少し離れているが,駅舎の入口から見えるところで荷物が下ろされているのを見ることは日本ではまずない。ホームの端に並べられた乗用車は,どう見てもここで販売するわけではなく,これから貨物列車に積んで運ぶらしい。これらの並んでいる車を見て気づいたのだが,すべて日本車なのである。フィンランドには日本メーカーの工場があるのかどうか定かではないが,メーカーは混ざっているものの,日本でよく見る車種である。ホーム上に並べられているということは,これからどこかに運ばれると思うのだが,運ばれるとしても,一大消費地のヘルシンキかタンペレであろう。海外では日本車はどこでも見かけるが,SUVやスポーツセダンなどが売れ筋のようだ。【2016/11/26(土) 午後 2:52】 |
↓トゥルク駅は貨物輸送も多い

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