慕田峪長城へ1~北京23
▼万里の長城は,北京市域内だけでも629kmもあり,その中の数か所が観光化され,手軽に行けるようになっている。とはいってもどこも市内中心部からの距離は50~80kmあるので,最低でも往復+観光で4~5時間は十分にかかってしまう。もっとも多い観光手段は,オプショナルツアーであり,最も多くの観光客が訪れるのが,八達嶺の万里の長城である。旅行パンフレットやイメージ写真で使われている大多数がこの「八達嶺」である。それほどまでに有名な場所だ。北京市内からは北西へ70kmほど行くので,他の場所には寄らず,長城だけの観光で往復しても最低5~6時間はかかってしまう距離にある。初めての長城見物は,「八達嶺」が無難なのだが,また北京には来ることを考え,また朝方に空港に着いたので(フランクフルトから),時間を有効に使い,かつホテルまでの送迎も兼ねようと,車をチャーターして,空港から行くにはもっとも近い(それでも1時間半はかかる)「慕田峪(ぼでんよく)長城」に行くことにした。北京首都国際空港に迎えに来てくれた「北京散歩文化交流有限公司」の孫さんは,とても日本語が堪能な(とはいっても独学とか)60歳くらいの人で,車は中国製の中型セダンだった。乗ってみると日本車と何ら変わりはない。揺れもなく車内も快適である。機内でほとんど眠れなかったことと,揺れ心地があまりにもよいので,ついうとうとしてしまった。【2016/11/19(土) 午後 0:40】 |
↓北京首都国際空港

空港から1時間半かかって,雲行き怪しい「慕田峪長城」の駐車場に着いた。リフト乗り場に近い駐車場はすでに埋まり,だいぶん下の方にある第5駐車場に駐車。孫さんがリフト乗り場まで連れていってくれた。もちろん長城まで歩いて上ることもできるが,ここでの滞在時間1時間半では体力があっても時間的に片道とて無理である。リフトの料金は往復55元である。中国の物価では,安食堂なら麺が10杯以上食べられる料金だ。しかし,チケットを買い求める人で売り場は混雑している。聞き耳を立てても日本語は聞こえてこない。日本のツアーではほとんどすべてが「八達嶺」に行ってしまい,ここに来る可能性のあるのはわずかなフリー客だけである。あまりに次々とチケットが売れるため,売場のチケットがなくなってしまい,補充に時間を要したので,売場の前で10分ほど待たされた。孫さんが代理でチケットを買ってくれたので,それを手にリフト乗り場に急いだ。 |
↓駐車場から土産物屋ストリートまでも遠い

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