Post
世界遺産スオメンリンナ要塞5~ヘルシンキ16
category - ヘルシンキ
2016/
09/
23最前線の要塞の島,KUSTAANMIEKKAは博物館などの施設はない。城壁と砲台が無数にあるだけの野原が続く。南端に近い城壁の内部を改造して,レストラン「ヴァルハッラ」がある。要塞の城壁内にあるレストランはたいへん珍しい。外に目印がなければ,同じような城壁が続くと見逃してしまいそうなレストランだ。城壁の上に近い部分にテラス席もあるらしいので,天気がよければランチにもってこいだ。バルト海をつまみにビールは美味しいはずだ。このレストランから北に方向を変えて歩くとまもなく,キングスゲートの船着場がある。船着場があるだけのさびしい場所だが,北の方にかすかにISO MUSTASAARI島が見える。この船着場に来る船は民間のJTラインだけである。JTラインは,ヘルシンキのマーケット広場を出港して,まずビジター・センターの傍らの船着場(ビジター・センター・キー)に付き,その後,キングス・ゲートの船着場(キングス・ゲート・キー)に寄って,マーケット広場に戻るという航路をとる。船着場で待っているとJTラインの船が島影からやってきたかと思うと進路を西から北西に変え,また島影に消えてしまう。これはビジター・センターに寄るためだ。数分待っていると,消えてしまった方からまた出現し,こちらに近づいてきて船着場に着く。【2016/9/23(金) 午後 10:13】 |
↓最前線を散策
ここで客を乗せて,あとは一路マーケット広場に向かうだけだ。キングス・ゲートの船着場から乗ったのは全部で6人。そのわりには船内は混んでいた。「ビジター・センター」から乗った人が多いのだろうが,北の端から南の端まで歩いてようやくスオメンリンナをまわったといえるのに,途中の「ビジター・センター」脇から乗ってしまってヘルシンキに戻るのはなぜ?と思ったが,頭を切り換えると,この島には住民がいることを忘れていた。これからヘルシンキに買い物に出かける島民が少ないながら乗っているのだ。キングス・ゲートのある南部には住民はほとんど住んでいないので,キングス・ゲートから乗った6人は自分たちも含めて全員が観光客である。一方,「ビジター・センター」付近には民家もあるので,島民の利用もあるわけだ。北の端から市営の船で入り,そこから徒歩で南東にあるキングス・ゲートに向かいJTラインで帰る,というのがスオメンリンナの標準的な歩き方となる(逆もあるが)。歩行距離約2.5kmなので(寄り道をするとさらに増える),ほどよい散策である。起伏もそれほど苦にならないほどで,高低差は少ないので歩くには楽である。 |
↓往路とは異なる民間のJTラインの船がやってきた
- 関連記事
-
- 「ハカニエミマーケット」にはマリメッコも入ってる・後編~ヘルシンキ18 2016/09/24
- 「ハカニエミマーケット」にはマリメッコも入ってる・前編~ヘルシンキ17 2016/09/23
- 世界遺産スオメンリンナ要塞5~ヘルシンキ16 2016/09/23
- 世界遺産スオメンリンナ要塞4~ヘルシンキ15 2016/09/23
- 世界遺産スオメンリンナ要塞3~ヘルシンキ14 2016/09/23
コメント