オールド・マーケットでケバブを立ち食い~ヘルシンキ7
▼オールド・マーケットにはテイクアウェイの店が数多く入っている。サンドウィッチ系はパンに飽きてきたら食欲もそそらないが,エスニック系の匂いがしてくるとその方向に吸い寄せられる。ムスリムの移民もけっして少なくない北欧では,ケバブのような羊肉もよく食べられているようだ。ちょうどそのような店の前を通りがかり,こんがり焼けた薄切りの羊肉がご飯にのったプレートボックスがあったので,小腹もすいていたことだし早速注文した。【2016/9/22(木) 午前 9:28】 |
↓オールド・マーケット入口から屋内を撮る

オールドマーケット内には中央広場のベンチ以外にイスはとくに用意されていないが,立ち食い用の,高さのあるテーブルがマーケットのほぼ中央の東側と西側に用意されている。コーヒー1杯くらいなら,このようなところで飲食もいいが,ご飯物なのでどうかと思ったが,夕食時間に近かったこともあり,似たようなものを食べている人がいたので,ここで食べることにした。一人分の量のわりには,日本人の感覚の1.5人分はあり,とても食べきれるものではなかったが,意外と臭みのないあっさりした羊肉だったので,結局はすべて食べきった。ただし,ご飯はパラパラしたインディカ種で(日本の粘り気のある米はジャポニカ種),パエリアやチャーハンなどには向いているが,炊くご飯には向いていなかったので,いまいちだった。インディカ種は嫌いではないが,かといってすすんで食べたい米ではない。インディカ種は東南アジアなどではごく当たり前なので,タイやマレーシア,ベトナムではよくお世話になるが,むしろ本場の東南アジアの方がこの種の米は美味い。ケバブにはビール,というわからん理屈で,缶ビールも注文。ノルウェーほどではないが,缶ビール1本の値段は日本よりははるかに高く,とてもテイクアウェイ価格ではない。日本でレストランで飲むグラスビールほどの価格が,フィンランドでは持ち帰り缶ビール価格になってしまう。カラッとした湿気の低い場所で飲むビールは確かに美味いが,フィンランドは北海道同様の気候で,北海道で飲むビールは東京で飲むビールの数倍美味しいのと同じ感覚だ。東京のような湿気の多い場所で飲むビールは,冷えていると美味しいように思えるが,ぬるくなるとまずくて飲めないほど味が落ちる。この差が東京と北海道やフィンランドの差だろう。 |
↓ボリュームたっぷりのケバブ

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