マーケット広場はヘルシンキ観光のメッカ~ヘルシンキ4
▼ヘルシンキのマーケット広場といえばエスプラナーディ通りの東の端の港に面している。新鮮な野菜やフルーツ・菓子,民芸品などを売るテントが集まり,活気に満ちたエリアだ。軽食屋台もあり,エスニックな食べ物もある。夏の風物詩といえば,生で食べるエンドウ豆だ。屋台に山のように盛られているが,撤退の時はどうするのだろうか?「1リットル=2ユーロ」「3リットル=5ユーロ」などの値札ポップが並ぶ。トゥルクより少し割高に感じるが,店によってはディスカウントもあるので,買うなら近隣を何軒かまわって決めたいところだ。日曜日は夏しか営業しないが,年間を通して月~土曜は朝6時半ごろから店が開くということになっている。が,それは建前で,夜が明ければ開いて構わないらしいので,早朝の散歩がてら寄ったら,午前6時半前でもすでに営業していることも夏には多いということだ。【2016/9/22(木) 午前 9:21】 |
↓マーケット広場は野菜・果物が中心

夏は定番のエンドウ豆,ベリー類,キノコなどがどの店にも山のように積まれ,量り売りならぬカップ売りをしている。つまり,重さで売るのではなく,かさ(体積)で売るのである。カップを大中小用意し,客が選んだカップに商品を入れ,いっぱいになったところで,紙袋に移し替える方式だ。このやり方は,スーパーの総菜売場でも見られる。大・中・小・極小の4段階くらいのカップを用意され,指差したカップに総菜が盛られ,OKの意思をすれば,包んで渡されるという仕組みだ。重さでは見た目どのくらいかわからないが,体積なら,このくらいは食べられるだろうとか,持ち運びに適する大きさか否かなどがわかりやすく,合理的な販売の仕方だ。厳密な重さなど,細かいところは気にしないとは,心が大らかな国民性である。マーケット広場ではそれが顕著で量のおまけは当たり前である。といって旅行者は少量でいいので,あまりおまけされても逆に困ってしまうこともあるが,有難い心遣いだ。 |
↓エンドウ豆のかさ(カップ)売り

この野外マーケットには多くの市民が売り手として参加している。青果物がいちばん多いのだが,自分の手作りの工芸品を売る人も少なくない。青果物はマーケットの西側に多く,工芸品類は東側にかたまっている。その間に食事の屋台が割り込み,マーケットの楽しさを存分に味わえる構成となっている。 |
↓個人参加も可能

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