「ムーミン・ワールド」の主役はムーミンではない?4~ナーンタリ5
ナーンタリスイミング・パビリオンまで行ってみた。海に出っ張ったデッキの先に小さな小屋が建っているだけの場所で,左側にはドラゴンの張りぼてが水に浮いていた。また手前には,日本の観光地によくある,キャラクターなどの顔の部分をくり貫いて,そこに自分の顔を入れて写真を撮る看板があった。看板に書かれていたのは人魚である。ここから北西に進んでいくと,ムーミンパパのボートやスナフキンのキャンプがある。島で最も奥の場所だが,起伏もいちばんあるので,景色はよく,フィンランドらしい景色が遠くに眺められる場所でもある。【2016/9/22(木) 午前 9:12】 |
↓スイミング・パビリオン

「シアター・エンマ」でも,ムーミンの家やその横の芝生でも主役(いちばん活躍していたの)はムーミンではなく,リトルミイだった。着ぐるみより顔を晒しているので目立つということもあるだろうが,服装が赤というのは目立ちすぎる。さらに,北欧は女性が活躍する国なので,その影響もあるのかもしれない。ムーミン・ワールドの2人のリトルミイはほんとに元気満々で男性陣は活躍する術がなかったようだ。ムーミン郵便局の絵葉書のイラストを見ると,ムーミンもたくさん描かれてはいる。しかしリトルミイの方が主役のような描き方をされているのを見るにつけて,実際の活躍とだぶって見えるのは偶然ではないようだ。トゥルクのマーケット広場からバスと徒歩で1時間の「ムーミン・ワールド」は,とても小さな島だが多少の起伏もあり,風光明媚で天気がいい日は散策にもいい。オン・シーズンとはいえ千葉DisneyResortのような朝の通勤電車並みの混雑はないので,ゆったりまったり楽しめるのが,なんとも北欧らしい。派手なアトラクションはなくても,楽しめるテーマパークは日本には見当たらないし,あっても閑古鳥が鳴いて閉園身近だろう。日本と北欧はこんなに違うし,これから100年経っても日本は北欧のような精神的豊かさは享受できないだろう。 |
↓ムーミンのストーリーに沿った散策路

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