トゥルクのマーケット広場からナーンタリへ~ナーンタリ1
▼トゥルクのマーケット広場から11番・110番・111番・201番バスに乗れば,約20~25分でナーンタリという静かで人の少ない街に行くことができる(終点)。ナーンタリ行きのバスは5時~24時まで運行され,10~20分毎なので,日帰りでも時間をあまり気にすることなく,ナーンタリが楽しめる。ただし,夜は本数が少なくなるので,夏でも日が暮れる前には帰りたい。ナーンタリまでは距離にして,トゥルクから13kmほどだろうか。トゥルクの隣町なので近いといえば近い。人口は1万2000人くらいで,日本では小さな町ということになる。ただ,日本でこのくらいの人口の町では,家々は年季が入ってボロボロ状態が多く,町全体に廃れた印象が強くなることが圧倒的に多いだろうが,フィンランドでこのくらいの人口なら,自治体としては人口の多い方に属し,けっして賑やかではないが,寂れた雰囲気はまったく感じない。この辺り(フィンランド南西部)は,スウェーデンに支配されていたことがあるので,ナーンタリという地名もスウェーデン語が語源だ(「優美な谷」という意味)。町の家々は市街地以外は木造が多いながら,北欧建築の家が並び,街並みは整然としている。【2016/9/21(水) 午後 10:17】 |
↓ナーンタリ行の11番バスがマーケット広場に入ってきた

終点のナーンタリ・バスターミナルでバスを降りて南に進むと,トゥルクのマーケット広場をかなり小さくしたような広場を通る。トゥルク同様にマーケットが開かれているが,店舗数も少なく,人はまばらで,何とものんびりした雰囲気が漂う。花屋と八百屋が数軒あるだけで,数人の人たちが買い物を楽しんでいた。主要施設はバスターミナルの周辺に揃っているが,旧市街はマーケット広場からさらに南西に位置する。旧市街には後から行くこととして,Puistotieとよばれる歩行者専用道を西に向かう。短い夏の間は植物の緑がひときわ引き立ち,街は人もまばらで,ゆっくりとした時が流れる。その中で,人々がある方向に向かって歩いていく。けっして数は多くないが,海辺のどこかを目指している。そこがこの日の目的地である。 |
↓ナーンタリ・バスターミナル

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