エンドウ豆は生で食べる~フィンランド1
▼フィンランドでは豆は生で食べるのが基本?と思いたくなるような光景を目にする。フィンランド名物のエンドウ豆。見た目は日本のエンドウ豆とほとんど変わらないが,フィンランドではこの豆を生で食べるのが普通だ。旬は夏場で,7~8月には街頭でこのエンドウ豆を売る屋台が多数出る。マーケット広場の露店ではどこも扱っているし,トゥルクのストックマン百貨店のある通りに出ている露店は,この豆専門店もある。それほどまでにフィンランドでは,愛着のある食べ物ということになろう。ところで味の方は,生だから当たり前だが,青臭さがある。しかし噛むとちょっと甘みがあって,さくさくいけてしまい,けっこう癖になる。乾き物と違い,生ものゆえ,いくらでも食べられ,ビールなど酒のつまみに適しているだろう。酒の肴にはもってこいといえるのだが,買って行く人はほとんど女性だ。旦那の酒の楽しみに,と買って帰るのだろうが,酒を飲まなくとも,おやつがわりに食べているのではないだろうか。かといってコーヒーにも紅茶にも合うとはいえない味だ。やはりビールがもっとも合う飲み物である。【2016/9/21(水) 午後 10:07】 |
↓トゥルクのストックマン百貨店前で,エンドウ豆とアンズ茸を売る女性

マーケット広場の露店で買うと,プラスティックの容器に盛って渡してくれる。容器1杯でいくら,という値段がついている。木製やブリキの容器に1杯盛ってもらっても1ユーロくらいだ。マーケット広場以外では量り売りになっていて,升で量って,紙の袋に入れてくれる。環境先進国なので,ビニール系の袋はあり得ない。ベリーなどのフルーツでも紙の袋が原則だ。このエンドウ豆はフィンランドの夏なら,どこでも売っているので,1ユーロで買って(2人くらいでちょっと食べるには適当な量),歩きながら食べることもできる。豆類はたんぱく質なので,健康のためには欠かせない栄養素だ。これをひたすら食べていれば健康維持できそうだ。エンドウ豆,ベリー,カンタレッラ(アンズ茸)の3つがフィンランドの夏の食べ物の風物詩といえる。北欧に夏バテはないだろうが,これらが北欧の人たちの夏の活力源ともいえるだろう。北欧を夏に訪れたらこの3つを制覇するのは当然だろう。 |
↓トゥルクのマーケット広場に並ぶエンドウ豆

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