北欧のホテルの朝食~ノルウェー3
▼ベルゲンでもオスロでも朝食はホテル代と込みになっていたので,ノルウェーの朝食を街で食べることはなかった。ホテルの朝食がノルウェーいや北欧の朝食らしきものと考えればいいだろうが,宿泊者はさまざまな国から来ているので,それに対応できるようなアレンジもされた朝食なので,すべてが北欧の朝食というわけにはいかない。主食のパンは当たり前だが,イギリスパンのような角切りできるものはなく,フランスパンのようなタイプの大型パンが多い。それらを好きなだけ自分で切って皿に盛っていく。ライ麦パンなど茶色っぽいパンもある。クロワッサンなどもないわけではないが,基本は硬めのパンだ。フランスパンほどは外は硬くはなく,かといって中はもちもちっとしているわけではない。感想としては可もなく不可もなくだ。地中海沿岸,ギリシャやマルタで食べる,中はふっくらというパンとは違う。毎日これでは飽きてしまうというほど,あまり美味しいとは言いがたい。【2016/9/21(水) 午後 9:47】 |
↓スタイリッシュな館内レストラン(3つ星レベルでこんな感じ)

パンの変わりになるものとしてはシリアルがある。木の実やドライフルーツの種類はとても多く,どのホテルでも10種類以上あるので,シリアルは十分な合格点を与えられる。しかし,日本人は5日も米を食べなければやはり,ご飯が恋しくなるものだが,肝心の米を使った料理は一切ない。これでパンがすごく美味しければもう少し我慢できるというものだが,北欧の食事は5日が限界である。主食以外では,圧倒的に乳製品が多い。チーズもヨーグルトもハムやソーセージも種類があり,全部を味見してみたくなるが,チーズは癖のあるものが少なくなく,日本のチーズに慣れていると,ちょっと食べにくいかもしれない。ノルウェー特産のヤギのチーズはぜひ賞味したい。茶色くキャラメルっぽい味の不思議なチーズだ。ただ,ちょっと塩辛いのが難点かもしれないので,量は多くは食べられない。野菜はヨーロッパのどこでもそうだが,キュウリとトマトくらいしかないし,フルーツもリンゴが主で,他にオレンジがあるくらいだ。もちろん輸入品だが。ジャムは北欧特有のベリー系が充実している。ミートボールやマッシュポテトにベリージャムを塗るくらいだから,北欧の人たちは大のベリー好きである。他のヨーロッパの人たちがベリー好きかどうかわからないが,ここでベリーを賞味しない訳にはいかないだろう。よく日本の通販で売られているブルーベリーは北欧産だ。 |
↓シリアル類

ホテルの朝食ルームには必ず子ども用の食器が子どもの目の高さに置かれている。カラフルな食器が並び,思わず大人が使ってみたくなる食器だ。日本のビジネスホテルとは違い,シンプルながら洗練されたデザインの中で食べる朝食は,たとえ味が悪かろうともゆったりはでき,十分和める。1日のスタートは精神的にはゆったり時間を取りたいものだ。その意味では三ツ星レベルでも質は高いホテルが多い。日本のいわゆるビジネスホテルは良くても二ツ星レベルだから,質の違いがわかるだろう。 |
↓子ども用食器とテーブル・イス

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