「バーガーキング」から街角ウォッチング~オスロ34
▼地下鉄1~6号線Stortinget駅(カールヨハンス通りの地下)の地上出口の横に「バーガーキング」がある。1階フロアーのみで,2階にはインド・レストラン,3階にはフジフィルムが入っている。オスロにはマクドとバーキンの2大チェーンと地元資本のバーガー屋が何軒か営業している。地元資本は安値を武器にそこそこ客を集めているようだ。それに対して,2大チェーンは大きな看板や広告で客を集めているが,カールヨハンス通りのような繁華街にあれば,宣伝をしなくても客のほうからやってくるというものだ。客層は平日の日中であれば日本と同じく,若者,小さい子を連れた母親,女性グループなどが主である。メニューは単品,セットがあり,全体にオスロのマクドよりは安いといわれている。単品で最も安いハンバーガーは,14クローネだ。オスロで14クローネというのは破格の値段だが,それでも日本よりはまだまだ高い。ハンバーガー1個の大きさは,北欧の人間の体格が大きいからといってけっして大きくはなく,日本と同じくらいである。アメリカのハンバーガーの馬鹿でかさを知っているとずいぶん小さい感じを受けるが,北欧の人たちは,このようなおやつでエネルギーを摂るのではなく,きちんと主食でエネルギーを摂っているものと思われる。【2016/9/21(水) 午後 8:28】 |
↓「バーガーキング」の入るビル

バーガーキングの味だが日本と変わらない。北欧だから,トナカイバーガーでもあるのかと思ったが,商品のラインナップはきわめてノーマルである。牛肉のパテを挟んだハンバーガーで,「キング」と付いていても大きいわけではない。店内はむしろ小さめで,ワンフロアー30席もないだろうが,回転はわりといいようだ。ハンバーガーとドリンクを受け取り,カール・ヨハンス通りに面した窓(といっても地下鉄の出入口があるので,通りからは少し引っ込んでいるが)に面して座ると,外のストリートウォッチングができる。地下鉄出入口のカール・ヨハンス通り側にはなぜか水飲み場がある。公園にあるのなら,わかるが,通り沿いに,ぽつんとあり,実際水を飲んでいる人もいる。北欧はホテルでも水道水がそのまま飲めるところだ。ヨーロッパは一般に硬水で,飲料には適さないといわれているが,北欧は他のヨーロッパと違って大陸から突き出た半島(スカンジナビア半島)ゆえか軟水である。朝,水道水をマイ水筒に詰めて持参しても,けっしてまずくはない。そんな水道水だから,水飲み場があるのだろう。一方,地下鉄出入口にはたくさんの自転車がキー付きで停めてある。もちろん,チェーンロックなどはしっかりかけてあるが,持ち主はいない。自転車が都市部でも活躍するオスロでは,自転車通勤は当たり前であるが,地下鉄駅まで自転車で来て,地下鉄で通勤することも珍しくないようだ。その時,オスロでは自転車を置くスペースは確保されていない。日本ではわざわざ自転車駐輪場を作り,別途料金を徴収して停めているのだが,オスロではそのような施設を作っていない。実は自転車は路上に停め放題のようだ。かといってけっして路上が広いわけではないが,職住接近が普通なので,日本のように大多数が自転車を利用する必要もないらしい。さらにオスロ市内はトラム,地下鉄,バスなどの交通の便がいいことから,自転車の絶対数が少ないせいもある。家に1台必ずあるということもなさそうだ。どちらにせよ,持ち主のマナーがきわめてよいので,路上に駐輪してもお咎めはない。自転車は石畳が多い道路は苦手とするので,街で見かける自転車の持ち主は皆若者だ。小さめのリュックを背負って颯爽と走りぬけていく。ただし,マナーがよいため,信号無視はけっしてしないし,人を優先するのは当たり前だ日本や中国の無法地帯とは違う。 |
↓オスロ一の繁華街なので,さまざまな人が集まってくる

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