ヴィグドイ博物館めぐり3~オスロ33
▼最後は,「ノルウェー海洋博物館」だ。ヴェイキング船,フラム号,コンチキ号などオスロだけでも船にまつわる博物館が多いのに,さらに海洋王国ノルウェーゆえ,それらをまとめた博物館がここだ。「フラム号博物館」の真ん前にある。レンガ造りの建物で,館内は撮影が禁止なので写真は撮れなかった。名前の通り,海や船に関する資料が展示されている博物館で,海にまつわる絵画の展示まである。さらに漁法や捕鯨に関する展示もある。館内はひっそりしていて,「フラム号」や「コンチキ号」の博物館と比べても見学者は著しく少ない。フラム号やコンチキ号の博物館は見ても,海洋博物館には足を踏み入れない人もあきらかに多いようだ。確かに展示物は他の2館より多いが,テーマが多岐にわたり,また広さもあるので,ある程度の観覧時間が必要で,ツアーなどではとても寄っている時間はないだろう。【2016/9/21(水) 午後 8:26】 |
↓ヴィグドイ地区3館で最も人気のない「ノルウェー海洋博物館」のエントランス

夕方になったので(夕方といっても,夏の北欧では午後5時はまだ昼間である),オスロ市内に帰るべく,市営フェリーの船着場に向かった。船着場まではちょっとした臨海公園になっていて,上半身裸になったり(男である),水着で芝生に寝そべって日光浴をしたり(女が多い),浅瀬で遊ぶ子どもたちやファミリーが大勢いて,短い北欧の夏を満喫していた。のんびりとカヌーをしている人もいる。沖合いにはモーターボートが行き交い,大型客船の停泊しているのも見える。何ともいい構図だ。モーターボートに乗っている人は多くは裸だ。個人の所有だからどんな格好でも許されるのだが,暑いとはいえさすがに裸では,岸に近ければ丸見えである。ここは海とはいえフィヨルドになるので,海は深そうだし,大型客船でも問題なく入ってこられるのである。大型客船の左側には赤茶けたアーケシュフース城が見え,さらに左側のオスロ港には建造中の大型船も見える。 |
↓海岸に出るとオスロ湾が一望できる

そうこうしているうちに船着場に着いた。オスロ市内に帰る人で長い列ができていた。ここヴィグドイ桟橋に寄る前に,ドロンニンゲン桟橋でヴィグドイ地区北部を観光した人がたくさん乗り込むので,ヴィグドイから乗り込める人の数は限られ,15分間隔の船を3本待ってようやく乗ることができた。それにしても北欧の炎天下は暑い。気温は25℃を越すことがないのに,じりじりと照りつけ,肌を焼く。長い時間待つことになるとは予想だにしていなかったので,日傘を持ってくればよかった。寒さへの備えは万全だったが,北欧に暑さ対策が必要だったとは意外である。 |
↓待てどもオスロ港行の船には乗れず

ヴィグドイから北側(つまりドロンニンゲン方向)を望むと,手前にはヨットハーバーが,陸地には森と山が見え,その中に点々と主に赤い屋根の家が見える。オスロ郊外の住宅地なのだろう。山の中腹にまで家が建っているのは,住宅地不足なのだろうか?それにしても都心から数kmで森に到達するのだから,自然には十分恵まれている。オスロ郊外5博物館個人見学はこれで終了である。駆け足だったが,日本の博物館より見ごたえがあったように思える。 |
↓ノルウェーではヨットを持っている人が多い(貧乏国日本とは大違い)

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