オスロ中央駅前広場は若者で賑わう~オスロ28
▼オスロ中央駅前の広場はとにかく休日,平日にかかわらず,人,とくに若者が断然多い。カップル,グループ,単独,家族連れ,などさまざま人が駅に出入りするので,人通りが多いのは当然だが,この広場ではたむろする若者が多いのが特徴だ。新駅舎と旧駅舎が南北につながり,その西側に広場がある。北側の新駅舎側の広場部分と南側の旧駅舎側の広場部分の2つの広場に分かれるが,新駅舎側の広場には,たむろしている人はいない。たむろしている人間は南側の広場がほとんどだ。南側の広場には,旧駅舎前にカフェがあり,広場の中央にオブジェがひとつある。人間の背丈よりも若干高いトラのオブジェだ。遠くから見ると,トラが駅前の広場で獲物探しをしているようだ。なぜトラなのかはわからないが,ずっとここで寝泊りしているようだ。 |
カール・ヨハンス通り同様,ストリートミュージシャンもいるにはいるが,日当たりが良すぎて暑いのか,あまりやる気はないようだ。というのも,南側の広場から北側の広場に行くには30段ほどの階段を上がることになる。その階段で腰掛けている若者がひじょうに多いので,生演奏をタダで聴かれてしまう恐れがあるためかと思うのだが。確かにいつこの階段を通っても,段上に人が多く,歩きにくい。何をしているというわけではないが,ただ階段に腰かけて,休んだり,話をしたりしているに過ぎない。階段を上がりきると北側の広場である。上(北側)と下(南側)と同じような広場だが,下の方が広く開放的なことと,上の広場は台地上になっていて,かつ2方を建物に囲まれているので,長い時間たむろするような気にはならないことが影響して,人がたむろしていないのだろう。日中はそれほど人がいるわけではないが,午後4時を過ぎると,大学や会社に拘束されることはないので,帰宅までのひと時をしばしここで過ごすのかもしれない。といっても8月だというのに日の入りは午後10時ごろなので,しばしというには短すぎるか。夕日がちょうど上の広場と下の広場をつなぐ階段に当たり,眩しいが,暑すぎず,涼しすぎず,心地よい気候の中でのんびりすることができるのは,北欧の特権だろう。大陸部のヨーロッパでは,夕方でも暑く,中央駅前に,たむろするような場所はないと思う。まして東京などでこのような場所を見つけるのは,至難の業だ。あっても30℃を越す炎天下では,一種の我慢大会となってしまう。【2016/9/21(水) 午後 8:18】 |
↓新駅舎側(北)の広場にはたむろする人は見当たらない

新駅舎前広場を北西に進むとオスロ中央駅に直結した地下鉄の入口がある。オスロ駅構内からも行けるが,こちらの入口はトラムの停留所の端にあるので,トラム利用者の便を図ったものである。朝方はこの辺りで,覚醒剤の売人を見かけることがある。旅行者などを誘って売りつけるものだが,ヨーロッパでは合法の覚せい剤もあるが,日本では完全に違法となる。あまり近づかない方がいいだろう。中国なら数年は更生施設に入れられてしまう。 |
↓旅行者に覚せい剤?を売りつける売人

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