国立美術館は無料の太っ腹~オスロ27
▼北欧では,国立の博物館や美術館で無料のところが多い。オスロにある国立美術館も無料である。王宮に近く,トラム11・17・18系統のTullinlokka駅下車1分だが,地下鉄なら1~6号線どれに乗っても,National-theatret駅下車徒歩4分の距離だ。いわずと知れたノルウェー最大の美術館だが,規模ではベルゲン美術館の方が上だろう。しかし,著名な絵画の多さではこちらが勝るだろう。歴史ある建物で総3階建てであるが,入口が2階部分にあるので,そこが実質は1階である。トイレは地下にある。荷物の持ち込みはできないことと撮影も禁止なので,ロッカールームに荷物を預けることになる。展示室は,入場してすぐの階段を登った2階部分に大半があり,1階部分の向かって左半分も展示室だが,こちらにはそれほど有名な作品は置かれていない。1階の向かって右半分はミュージアムショップになっている。さらに奥はサロン風のカフェになっている。入場料金が無料なだけに,入口でもらえる館内の案内図はA4版の白い紙に白黒で両面印刷されただけのペラ1枚で,表に2階部分の展示室内容と,裏に観覧時の注意事項が書かれているだけだ。ここには,地元ノルウェーの画家だけでなく,ピカソ,マティス,モネ,セザンヌ,ゴーギャン,ゴッホなどの著名な画家の作品もいくつか展示されているが,いくつかの展示室に分かれていて,一人の画家が一室すべてを使っているのは,エドワルド・ムンクだけだ。彼はノルウェー出身だけに,一部屋全部がムンク作品という『ムンクの部屋』がある。階段を登り,最初の16番展示室から右の17番展示室に入り,そのまま直進し,18番,19番と過ぎ,20・21番で右側の23番に入り,さらに右折したところが24番展示室の『ムンクの部屋』である。2階だけで25~26の展示室があるので,ムンク目当てで先に見ようとしても,『ムンクの部屋』は2階の奥にあってなかなかたどり着かないようになっている。【2016/9/21(水) 午後 8:17】 |
↓国立美術館の全景

ムンクの『叫び』は全部で4点現存するが,ここに所蔵されている1点以外には,同じオスロ市内にあるムンク美術館に2点,個人所蔵で1点ですべてである。個人所蔵は見ることができないので,オスロでは3点の『叫び』が見られることになる。ここの1点とムンク美術館の2点のうちの1点は,過去に盗まれたことがあるが,いずれも戻ってきている。1階のミュージアムショップには,やはりムンク作品をプリントしたグッズが多く,一番人気は『叫び』の絵葉書だが,値段はノルウェーの物価高+ただでさえ高いミュージアムショップ品だけに,目が飛び出るような値段の土産も存在する。いくらぐらいかは実際に目にしてみないとわからない。また,ミュージアムショップの奥には,国内外の美術書が販売されていて,日本の美術書や写真集なども置かれている。けっこう重量があり値段のはる本が多いので,購入して持ち帰るにはさすがに覚悟がいる。 |
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