オスロ郊外の森と湖を目指して1~オスロ17
オスロ「オスロ郊外の森と湖へ行ってみよう!」と思った理由は,いたって単純で,北欧といえば森と湖のイメージだからだ。今回の旅行の訪問地はフィヨルド地区を除くとほとんど都市部だけなので,ぜひ郊外散策を入れるべく,何ヶ月も前から「Google earth」でオスロ市内から比較的近くて自然のある水辺を探していたところ,オスロの北西部,ホルメンコーレンのさらに奥のノルドゥマルカ周辺が,都心部から地下鉄一本でアクセスでき,都心から近いわりには自然にあふれた場所であることを突き止めた(かなり予想も入っていた。そもそもGoogle earthの平面写真だけでそのようなことはわかりづらい。)。確かにGoogle earthで見る限り,小さな池があり,森に囲まれ,一般住宅はなく,地下鉄の駅から歩いてもわりあい近い,ことだけはわかり,さらにGoogle earthに貼られている投稿写真を見ても,冬は歩くスキーが盛んで,夏はハイキングやマウンテンバイクが盛んであることもわかったので,オスロ滞在中の午前中をここで過ごすべく計画を立てていた。地下鉄は工事中というアクシデントに見舞われたが,それをものともせず,代替バスを乗り継ぎ,目的地の入口のバス停留所に降り立ったのである。【2016/9/19(月) 午後 7:56】 |
↓海抜3mのオスロ中央駅に接続した地下鉄駅から海抜500m近いMajorstuen駅までは,通常は乗り換えなしで40分ほど

Google earthの航空写真と地図が頭に入っていたので,目指す方向はすぐにわかり,歩き始めることができた。バスが走り去った道路はシーンとして,何も聞こえてこない。通り過ぎる車もない。家といえば,少し離れて地下鉄駅の駅舎と公園の案内所のような建物だけで,民家は見当たらない。人通りもなく,まわりは森と山ばかりだ。信号も横断歩道もない1車線半の道路を横断し,橋を渡る(地下鉄をまたぐ橋・・・地下鉄といってもMajorstuen駅以降はすべて地上を走っているので地下鉄というには違和感があるが,線路は森に囲まれ,ほとんど山岳鉄道のような感じだ。)と,バス停留所付近から見えた地下鉄駅の駅舎と案内所風の建物(閉まっていた)があった。駅舎は赤い三角屋根の北欧建築で,列車が走っていないが駅員だけはいるようだ。一方,案内所風の建物は確かにこの辺りのツーリスト・インフォメーションである。ここでマウンテンバイクのレンタルやこの辺り一帯の案内をしているようで,キヨスクも兼ねているらしいが,オープンは午前10時なので,着いたときにはまだ利用できなかった。舗装された一本道をさらに先に進む。少しずつ上り坂になり,まわりは深い森になってきた。鳥のさえずりが聞こえ,森の中には野の花がちらほらと咲いている。人にも車にも遭遇しない。この先に人がいるのだろうか。天気は快晴に近く,空気はまだひんやりしている。15分ほど進むと森を抜け,広々した空き地に出た。道路は右折と直進に分かれる。真っ直ぐ進んでいくと森の奥深くに行けるようだが,相当歩かねばならないようだ。地図やネットの情報によれば1kmほど進むと,スキー場(「ウィンターパーク」)があり,冬は賑わうということだ。右の道路を進むと,森の中を地下鉄及び代替バスの終点Frognerseterenに行けるようだ(地下鉄とバスの終点では微妙に場所が違う)。目指す目的地まではあと数分だ。 |
↓インフォメーションセンター(冬はスキー場のiを兼ねる)

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