地下鉄1号線はバス振替輸送中だった!前編~オスロ13
▼オスロ4で『地下鉄6線の不思議』という話を書いたが,その続編である。Jernbanetorget駅(オスロ中央駅最寄駅)の西方向行きのホームで1号線に乗り入れる電車を待った。日本と違い,地下鉄は右側通行なので,西方向行きのホームは北側にある。一度東方向行きのホームに出て,端にある階段で反対ホームに移動した。6路線が同時に乗り入れているので,自分の乗りたい路線番号の電車がなかなか来ないのはわかるが,1~2分おきに頻繁に発着しているのだから,「1」と表示された電車(1号線を意味する)は15分も待てばやって来ると思っていたが,待っても待っても1号線電車は入線して来ない。入って来るのは2~6号線だけである。さすがに20分を過ぎたあたりから,これは変だと思い始め,ホームの壁に貼ってある案内に目が行くと,ノルウェー語ではあるが,1号線のMajorstuen駅から先が長期間工事で動いていないらしく,Majorstuenからは代替バスが出ているらしいことを読み取った。改札周辺にはそんな張り紙がなかったので気づかなかったが,そうと知ったらまずは3駅先のMajorstuenまでは急がねばと思い,次に来た電車に飛び乗った。つまり1号線はまったく動いていなかったのだ。2~6号線のどれに乗ってもMajorstuenまでは行けるので,どれに乗ってもよかったのである。Majorstuen駅は地上駅だった(ここから先はすべて地上駅)。中心部の駅から3駅で地上に出てしまうのだから,東京でいえばさしずめ,霞ヶ関の官庁街で地上に出てしまうことになる。それだけ,都心からあっという間に郊外の雰囲気となるのが,オスロである。【2016/9/19(月) 午後 7:50】 |
↓Majorstuen駅の地下鉄ホームは地上にあった

Majorstuen駅で電車を降りると,出口は電車が来た方向にホームを歩いていった先のようだ。ホームを歩ききると改札だが,そのまま素通りする。改札を出る少し前から地面には,1号線代替バスの停留場所を示す足跡マークが書かれていたので,そのまま進んでいく。すぐに表通りに出て(地下鉄ホームから何十歩かで表通りに出るような地下鉄駅は日本には存在しない),左に曲がり最初の横断歩道を渡ったところが,1号線代替バスのFrognerseteren行き乗り場だ。目的地は終点一つ前のVoksenkollenという場所だ,地図もなくグーグルアースで調べただけのアバウトなデータしか持ち合わせていなかったが,複雑な東京と違い,ここはオスロなので何とか行けると思った。代替バスとはいっても地下鉄線に沿って忠実に走るわけではない。地下鉄に沿った道路がなければ,近い場所を迂回していくことになるのだろう。5分ほど待つと「1 Buss for bane」と電光表示のある大型のバスが入ってきた(「1B Frognerseteren」のバスなら終点まで行くが,このバスは途中までだった。),日本の路線バスよりも車体が2割ほど長いようだ。車内は地下鉄と同じく,黄色い掴まり棒と青紫色のシートのモケットの組み合わせが北欧を感じさせ,きれいな新車のようだった。車窓は1号線と並行しているようだったが,途中,車窓から見えた1号線の線路上では,クレーンが入ったり,人が線路に入っていたり,工事の真っ最中であった。高度を上げ,くねくねした道路を走り,10分後に,乗ったバスの終点に着いた。何もない森の中の空き地といったところで,乗っていた数人が降ろされ,次のバスを待つことになった。乗ってきたバスはここで折り返し,またFrognerseteren駅に向かうようだ。 |
↓振替バスの乗り場までは路上の足跡をたどっていけばよい

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