グドヴァンゲンからヴォスへ~ソグネフィヨルド16 - Yukky's ワールドウォッチング
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グドヴァンゲンからヴォスへ~ソグネフィヨルド16

フィヨルド観光船がグドヴァンゲンに着き,船を下りると目の前に「ノルウェー・イン・ア・ナッシェル」と英語で書かれたバスが停まっている。これがヴォス行きの周遊券所持者専用バスだ。船を下りた人々が次々に乗り込んでいく。バスは何台もあり,1台目が満員になれば,2台目に乗ることになる。満員になったバスから順次ヴォスに向かって発車する。この船から降りた客で3台のバスがいっぱいになったようだ。渋滞などあり得ないことなので,到達時間の差こそあれ,ヴォスには2~3分差で3台のバスは着くことになり,ベルゲン鉄道への乗り継ぎには影響ない。北欧のバスは近代的な設備とゆったり感で乗り心地満点だ。【2016/9/19(月) 午後 7:38】

↓バス乗り場でヴォス行バスに乗る人々
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↓しばし平坦な道路を走る
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ヴォス行きのバスは颯爽とグドヴァンゲンを後に,一路ヴォスに向かうのだが,5~9月のみ,スタルハイムという地域を迂回する。最初のうちは快適な道路(新道)を行くが,トンネルを抜けた後,右折し,山道に入っていく。曲がらずに真っ直ぐ進めばヴォスに着くのだが,観光のため風光明媚なスタルハイムからの絶景や途中にある滝を見せながら,また新道に戻るというルートを通る。時間にして15分くらいはロスするが,景色が良ければ乗客も満足するはずだ。道路は細く,一車線だ。対向車が来たらバスはひとたまりもない。対向車が来ないところを見計らうと,あるいは一方通行になっているのかもしれない。上り坂が続くが,スタルハイムホテルを過ぎると下り坂に入っていく。1647年にオスロ(当時のクリスチャニア)とベルゲン間に郵便制度が敷かれ,そのための道路はここスタルハイムを通っていた。オスロから馬でラールダールに運ばれ,船でそこからネーロイフィヨルド沿いのスティーヴィへ運ばれ,また陸路でグドヴァンゲンを経て,ここスタルハイムを通ってベルゲンに運ばれていた。当時,馬を替えたり,宿泊したりするために,スタルハイムにはそのような施設ができ始め,その後はヨーロッパの王族の休暇先として栄えて現在に至っている。グドヴァンゲンからスタルハイムに至る道路が,これから降りていく曲がりくねった山道(スタルハイムスクレイヴァ)だ。この道路は13のヘアピンカーブがあり,バスは大廻にゆっくりとカーブを曲がり,降りていく。途中大きな滝が2つあるので,そこではストップしてくれる。また途中,ネーロイ渓谷を見下ろすことができるので,遠く先には今までクルーズを堪能したネーロイフィヨルドがあることを実感できる。まさに絶景で,このバスルートのハイライトだ。本来はスタルハイムホテルに停車し,そこからこの谷の絶景を眺めるはずなのだが,このバスはホテルを素通りし,下りながらバスの中から見ることとなった。この道路は北欧でも屈指の急勾配らしい。

↓曲がりくねった山道を走り始める
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↓やがて下りになるとネーロイ渓谷が見えてきた(奥がネーロイフィヨルドだ)
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↓大型バスが通るにはカーブと起伏があり過ぎる
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↓ネーロイ渓谷
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↓2つの滝
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↓急な下り道路を進む
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この坂を昔の人は馬や馬車で上っていったのだ。急勾配を降りてしばらくすると,グドヴァンゲンから来た新道に戻る。ここからは脇道せずに真っ直ぐヴォスに向かう。ヴォスまでの風景はとくにこれといった見所はないが,丘陵の上に農村風景が続く牧歌的な風景で,乗客はたちどころに居眠りをし始める。グドヴァンゲンを15:37に出て1時間6分後の16:43にヴォスのバス乗り場になっているヴォス駅の真ん前に着いた。ほとんどの人がこの後,列車で移動するので,ヴォス駅のホームに入っていくのだ。ヴォスの中心街に向かう人はまったくいなかった。ヴォスに宿泊しているなら,このまま中心街に向かうと思われるが,意外とヴォス泊はいないようだ。一気にフィヨルドのそばに宿を取るか,ベルゲンやオスロに宿を取って移動するというのが普通のパターンらしい。ヴォスは保養地なので,長期滞在者が多く,そのような人たちはあまりフィヨルドを意識しないのかもしれない。長期滞在中に一度くらい行けばいい,と思っているか,何度も行っているのでもう行く必要もないと思っているのかのどちらかだろう。

↓ヴォス駅前のバス乗り場とヴォス駅のホームは50mも離れていない
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↓改札があるわけでもないので,バスと電車の乗り継ぎはスムーズだ。
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