ソグネフィヨルドクルーズ5~ソグネフィヨルド13
ソグネフィヨルドしばらく切り立った崖が続き,いよいよアウルランフィヨルドの終点だ。このまま真っ直ぐ北に進めば,ソグネフィヨルドの本流だが,船は進路を90度左に旋回し,すぐにネーロイフィヨルドに入っていく(14:27)。ソグネフィヨルドの本流とアウルランフィヨルド,ネーロイフィヨルドが交わる場所バイテレンは,岸壁と岸壁の間が広く2~3km四方の海のような場所である。高い山々に囲まれているので湖のようでもあるが,三方に本流と支流2つが延びているので,変に開放感があり,フィヨルド以外では体験できない景色だ。遠くソグネフィヨルドの本流方向を見るとフィヨルドの荒々しさが実感できるほど,山の斜面の角度が鋭い。ベルゲン方面のフェリーはそちらに進んでいくのだが,この観光船は,世界一幅が狭いといわれるネーロイフィヨルドに入っていく。ネーロイフィヨルドは2006年に,ガイランゲルフィヨルドとともにユネスコの世界自然遺産に登録された。全長は約17km,最も狭いところで幅が250mしかない。アウルランフィヨルド同様,両側には1000m級の山が続くので,幅が狭い分,圧迫感はこちらの方がある。沿岸には多くの滝があり,岸壁の合間にときどき岸辺も見えてくる。周囲を取り囲む山々の標高はもっとも高いもので1200mに達し,グドヴァンゲンに近づくにつれて農場などもあちこちに見えてくる。ネーロイフィヨルドに入ると終点のグドヴァンゲンまではだいたい南西方向に進んでいく。つまり進行方向をカメラで撮るには逆光である。この場合は後方に乗っていた方がよい。【2016/9/19(月) 午後 7:09】 |
↓切り立ったフィヨルド(後方)

↓ソグネフィヨルドとネーロイフィヨルドの合流点(左がソグネフィヨルドの本流〔海へと続く〕,右がソグネフィヨルドの支流アウルランフィヨルド〕,手前がネーロイフィヨルド〔これから向かう〕)(クリックで拡大)


ネーロイフィヨルドに入ってまもなく,進行方向右側に傾斜の鋭い山の上から流れ落ちる滝が見えてくる。サグフォッセンの滝である(フォッセンが滝だから「~の滝」と付けるのもおかしいが)。長さ500mを急速落下してフィヨルドに流れ込む。ネーロイフィヨルドではいちばん長い滝だ。後方を見ると,3つのフィヨルドの分岐点が見える。確かにアウルランフィヨルドと比べると幅が狭く,浅いといわれているので(最も浅い部分は12mほどしかない。),フロムで見たような大型クルーズ船は進入不可能である。もし入ってきても旋回はできないし,他の船と衝突するか,座礁して身動きが取れなくなることは目にみえている。左側にはカヌーが2艘見えてきた(14:38)。しばらく途絶えていたカモメも増えてきた。パンでもちぎって投げると,水面に突進していくし,デッキで手を伸ばしてパンでも持っていたなら,飛んできて掻っ攫っていってしまう。 |
↓雨の予報が嘘のよう

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