ソグネフィヨルドクルーズ2~ソグネフィヨルド10
▼やがて進行方向右側(東側)の比較的穏やかな斜面のはるか上に集落が現れた(13:32)。オッテルネスの集落だ。農業主体の集落で,27棟の建物があるようだが,現在農場全体が博物館になっているということだ(入場料50クローネ)。この集落は17世紀から文献に登場するほど古い集落らしい。【2016/9/19(月) 午後 6:50】 |
↓オッテルネスの集落

進行方向左側の山と山の中間の高度の低いところに滝が見えてきた(13:35)。高さはないが,水量が豊富で,間近で見ればかなりの迫力だろう。山の上の方には万年雪があるので,その雪解け水などが滝になって落ちてくるのだろうから,夏でも水はものすごく冷たいはずだ。時折,両岸に近い方に小型船が見えてくることがある。小型の観光船は小回りも利き,フィヨルドの狭い範囲を小まめに回るので,滝が海に落ちる断崖のすぐそばに行ったり,フィヨルド沿いの集落に降り立ったりすることができる。前方に見える北の山には緑が少なく,雪は積もっていないがまるで冬山のようだ。船上にはノルウェー国旗が風で勢いよくはためき,空は青い空に多めの真っ白い雲が浮かんでいる。進行方向右側の山の斜面にはわりと家が建っている。反対側の斜面と比べても,緑が多く,山全体が木々で覆われている。斜面の角度も左側の斜面ほどはなく,フィヨルドといわれなければフィヨルドとは判別しにくい。ここからはるか南方にあるハダンゲルフィヨルドがこのような緩やかな斜面を持つフィヨルドである。斜面にへばりつくように建っている家々には,木造の山小屋風の建物が多く見られ,伝統的な建物と今風の建物を折衷したような形である。畑や牧草地が急な斜面なので,農作業はかなりきついのではないか。自給自足の農業と思われる。 |
↓常にどこかに滝が見える

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