フロム散策(前編)~ソグネフィヨルド5 - Yukky's ワールドウォッチング
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フロム散策(前編)~ソグネフィヨルド5

フロム鉄道の旅の終点フロム駅は,標高2mである。船着場の岸に立てば,水面から数十センチの高さしかないのがわかる。海から200kmも入った場所にあるのに,フィヨルドはどんなに奥に入っても,海の延長なので,海面と高さの差は生じない。フロム村はソグネフィヨルドの支流アウルランフィヨルドの最も奥かつ南端にある人口約400人の村であるが,年間30万人も乗客を運ぶフロム鉄道の終点にあり,観光で潤っている村である。ホテルやユースホステル,民宿などが数軒あり,また土産屋やレストランも同じくらいある。ここからフィヨルド観光に出て行く船や小型ボートがあり,時々巨大な客船が停泊している。外海から遠い,このような場所まで大型客船が入ってこられるほど,フィヨルド自体かなり深さがあるということになる。ソグネフィヨルド本体は最深1300mもあるが,アウルランフィヨルドはそれよりは浅いらしい。【2016/9/19(月) 午後 6:38】

↓フロム駅前から見た後方の山々
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列車を降り,後方の山側に進むと,「フレットハイムホテル」という老舗のホテルがあり,日本人のツアーはこのホテルの2階にあるレストランで昼食をとるようだ。ホテルのレセプションには,フロム周辺の地図が置いてあり,天気予報がわかるので,ぜひ寄ってみたい。夏のこのホテルは満員の日もあるようだが,日中は宿泊客は観光に出ており,館内は意外と閑散としている。ホテルを囲む木々の緑と後方の切り立った山肌が印象的なホテルである。ホテルを前にして後ろを向くと,その先にはフィヨルドの湖畔(実際は海の延長)が見通せる。そこから,観光船が出ている。「ノルウェー・イン・ア・ナッシェル」周遊券では,この後,グドヴァンゲン行きの観光船に乗って約2時間のフィヨルドツアーに出発するが,それ以外にもフィヨルド沿いの近隣の町や村に行くフェリー,遠くはベルゲンまで行くフェリーも発着する。岸から少し離れた沖合いには巨大な客船が停泊し,さらに沖合いにも別の大型客船が停泊している。停泊中にフロムに降りて,フロム鉄道を楽しんだり,ハイキングなどをするのだろうか。

↓日本人ツアーの常宿及びランチ用レストランのあるフレットハイムホテル
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↓フィヨルドは水深が深いので大型客船も停泊できる
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↓フィヨルドの切り立った崖まで近づく,モーターボートツアーに行く人たち
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フィヨルドに向かって左側は,土産屋やレストランなどが数軒並ぶフロムのメインストリートだ。フロム駅舎は赤茶系の壁のこじんまりした建物で,駅舎とはいっても,向かって左側から自由にホームには入れるので,駅舎といわれなければわからないだろう。入口の上には「フロム」の文字があり(ノルウェー語なので,ドイツ語同様,aの上に○が付いて〔ドイツ語ではウムラウトとよぶ〕,aを発音する口の開け方でoと発音するのだろう),やっと駅らしき建物だとわかる。駅舎の横には,観光案内所があり,中に入ると,問い合わせをしたり,資料をもらったりする多くの観光客でごった返していた。それでもカウンターごしに係りの人は笑顔で対応していた。係りの人の背側には,たくさんの観光パンフレットがあり,遠くはオスロのものまである。ベルゲン駅でも同様のものはもらえるが,ここにしか置かれていないものもある。この奥は土産屋だ(観光パンフレットによく広告を出している『SAGA SOUVENIR』という店)。トナカイの皮の敷物や毛糸のセーターなど,秋以降に必要となる「あったかグッズ」が盛りだくさんである。外は少しひんやりしているので,この季節にセーターを着ていてもまったく不思議ではない。

↓フロム駅舎
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↓観光案内所の中
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外に出て,さらに北に進むと,列車風のカフェレストラン『togrestauranten』がある。観光船の待ち時間や昼食に利用されるのだろう。列車風と書いたのは,客車をそのまま使うのではなく,客車の半分の屋根と窓より上の部分を取り除き,腰より下の壁の部分だけを残した客車を使っているからだ。日本なら客車をそのまま使うが,ヨーロッパの人々はオープンカフェが大好きなので,やはり屋根があるのは望ましくないという判断だからだろうが,屋根ありの客車には人がなく,屋根なしに人がいるのを見ると,正しい判断だろう。左側にスーパーマーケット『coop』があるので,フロムで宿泊するならお世話になるかもしれない。そのさらに左前方は,フロム渓谷を流れてきたフロム川の河口である。サケの遡上する川ということだが,今は見られるのだろうか。フロム川の岸辺に寄ると流れがよく見える。フロム鉄道から見た途中のフロム川は流れが急で,ところどころ水しぶきをあげていたが,フィヨルドに出る直前のフロム川は静かな流れで,色はグリーンに近く,わりと澄んでいる。

↓列車風カフェレストラン
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↓フロム河畔の眺め
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