ショースの滝の演出~ソグネフィヨルド2 - Yukky's ワールドウォッチング
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ショースの滝の演出~ソグネフィヨルド2

フロム鉄道の列車は,観光客,旅行者をほぼ定員いっぱい乗せ,ミュールダールを午前11時ちょうどに出ると,息つき暇もなく次の駅のヴァトナハルセン駅に着く。小さな小屋が1軒建っているのが駅舎だろうか。ホームらしきものはない。しかし,近くには小さなホテルがあるということだが,車内からは見えない。北海道のローカル線の無人駅にも似ている。ハイキングルートがいくつもあるということなので,ここで降りてハイキングに向かう人がいるかと思ったが,降りる人はいなかった。乗客の大多数が終点のフロムに向かうらしい。もう少し高度が下がってくれば,フロムまでのハイキングがてら途中駅で降りる人も出てこようか。この辺りは進行方向左側の渓谷の景色に迫力がある。全線20kmのうち,十数kmは進行方向左側の景色が断然よい。思わずシャッターを押してしまう景色が目白押しで,車内の通路に立って車窓から外の景色を撮る人も多いが,進行方向左側は3人席なので,窓までも距離があるし,3人席に座っている人たちも立ち上がって写真を撮っているのでベストショットを撮れるかは微妙である。ショースの滝までの線路は,とくに高低差があるため,ループ線とまではいかないが,カーブが多く,180度旋回も3度ある。ヴァトナハルセン駅からは左側下方に,トンネルに隠れながら,実はこの先走るフロム鉄道の線路が3本見える。この区間に限れば,最大1000分の55(55パーミル)という勾配はかなりきつく,アプト式ではない線路では現在,世界最大の勾配ではないだろうか。そんな急勾配,急カーブをのろのろと走り,途中,ラインウンガ湖をほんの一瞬眺められるラインウンガ駅を通って(ラインウンガ湖はベルゲン鉄道からも見ることができ,ショースの滝の水源になっている。),ミュールダールを出ることわずか7分ほどで,ショースの滝(ショースフォッセン)に到着する(午前11時7分)。【2016/9/19(月) 午後 6:30】

↓春だか秋だかわかりにくい景色だが8月である
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↓ヴァトナハルセン駅
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↓ラインウンガ駅
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↓滝があちこちに点在する景色
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↓ショース滝の見学ホームに入ってきた
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フロム鉄道沿線には滝が多いが,切り立った山の上から落ちる滝がほとんどで,遠くから眺めることがほとんどだが,ショース滝は小高い丘からいきなり大量の水が噴き出してくるかのような印象を受ける滝で,ホーム兼用の見晴台(ショースフォッセン駅)は奥行きがあって幅も広いので,一度に200~300人で滝を見ることができる。前の方の客車はトンネルに入ってしまい,列車を降りて少し後ろに歩くことになるので,真ん中の客車よりも後ろの客車がお勧めだ。右側の座席にいれば,車内から見ることも可能だ。ただ臨場感を味わうには客車の外に出なければならない。何しろ外では水しぶきを浴びることができるからだ。滝に近い方はもちろんのこと,客車に近い後方でもいくらかは水を浴びることになる。夏場ではそれもいいかもしれないが,寒い季節にそれは避けたい。寒い季節になれば,水量も減るので,水しぶきを受ける可能性も低くなるが。ショース滝は高さ94mということだが,見た目はそんなに高く見えない。見晴台が滝の途中に作られているからで,見晴台の下,線路の反対側に流れ落ちていく。水量は豊富で,それが発電にも役立っている。フロム鉄道の電気はこの滝の水力発電によるものだ。ショースの滝での停車時間は約5分だが,滝を見ていると,右側の岩の上から白いドレスをまとった女性が出てきて,BGMとともに踊りを披露する。男を誘惑する妖精「フルドラ」だそうだ。少し遠めなので,女性だということがわかる程度で,顔もはっきりしない。これはフロム鉄道の演出で,あの女性も社員なのだろうか。3分ほど踊ったのちにいなくなってしまうのだが,列車が着くたびに出てきて踊るのもたいへんだろう。滝のしぶきで煙っているので幻想的に見える効果を狙ったものだろう。出発の時間になり,乗客が列車に乗り込む。そんなに広くないホームなので,一瞬ラッシュアワーのような状態になる。車外に出られるのは途中ここだけなので,あとは車窓からの景色を思いっきり楽しむだけとなる。車内の乗客はカメラを持ってあっちこっちと移動し,写真撮影に忙しい。ショースの滝の演出ににっこりしながら,次なる絶景に期待する。

↓これだけ迫力満点の滝を間近に見ることは日本でもまずない
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↓男を誘惑する妖精「フルドラ」の登場である
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