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魚市場でエビの塩茹でを食らう(後編)~ベルゲン4

ベルゲン
09 /19 2016
名物の干しダラとともに,訪れる前から狙っていたのは,茹でエビである。そんなに大きくはない小粒なエビだが,塩茹でしたものはぷりぷりしていて,エビ本来の味が楽しめる。塩茹でエビも魚を販売する店ではどこでも扱っているので,売り子の威勢の良さで選ぶか,見た目の新鮮さで選ぶかは,客の好みの問題だ。塩味の濃さは店によって異なるかもしれないが,エビの善し悪しに差はないと思う。【2016/9/19(月) 午後 5:21】

↓エビは魚屋ならどこでも売っている
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↓塩茹でしたエビは実にウマい!
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↓市場の端にはテーブルとイスがあるので,エビは買ってすぐにここで食べられる
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↓何故か日本円の使える店もある
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魚市場とはいっても意外と何でも売っている。肉は牛肉を中心として販売されているが,もちろん定番のトナカイ肉もある。一方,果物は北欧でもっとも食べられているベリー系が充実していて,ここでは生で食べられるブルーベリー,ラズベリー,もちろんイチゴも売られている。プラスチックのパックに盛られていて,買ってそのまま食することができる。さらに野菜も売られている。観光客が野菜を買うことはまずないが,キュウリくらいはまるかじりができるので買えないこともない。北欧のキュウリはかなり太くて長いので,相当食べがいがある。味は大味で日本のキュウリ本来の味とはかなり異なる。みずみずしさはあるが,量があるので食べていると飽きてくる。しかし,1本が日本の3~4倍の重さでも,物価の高いノルウェーで5~6クローネだから激安というべきか。食べたいのであればマヨネーズはたまた,辛いもの好きならチューブ入りコチュジャンか七味トウガラシの持参をお勧めする。こってり系が多いヨーロッパの食事が続くと,キュウリがなぜか恋しくなる。

↓トナカイ肉もある
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↓屋台はトラックになっていて,トナカイのマークがついているのですぐにわかる
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↓夏場はベリーが旬
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↓花も売っている
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↓キュウリやトマトは定番野菜
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食べもの以外にも,土産になりそうなものは少なくない。ノルウェーの冬は寒いので(といっても暖流の影響を受けるベルゲンの冬は日本の東北地方などよりもむしろ温かい),8月だというのに毛糸のセーターや靴下が販売されている。北欧ではたとえ夏であってもこれらの商品は堂々と陳列棚の前の方に並んでいる。北欧の涼しい夏では全然不思議に思えない。これが真夏の東京であれば,店主がおかしくなったのでは?と案じられるが。寒くなってくるとこれらの商品はますます売れ筋になってくるだろう。民芸品では,やはりこれを抜きにはノルウェーを語れない。トロール人形である。日本人の感覚からするとあまりかわいくない妖精なのだが,品物によっては稀に愛嬌をふりまくような顔にアレンジされたものもある。材質は陶器や木材である。もっとも安いものでも100クローネほどはするので,家の置物としてはいいが,バラマキ土産としてはどうかと思う。帰国後わが家の玄関先にはいつもトロールが微笑んでいるが,来客にはどこの民芸品かは推測できない模様だ。

↓マスコット代わりの妖精トロール
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↓コミュニケーションは市場の基本
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↓魚市場といえ,女性の労働者も少なくない
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後日譚:ベルゲンで買った干しダラは,その後2つの国を通過し,買った13日後に日本のわが家に辿り着き,12月から鍋の具材として使われた。水で3日間戻すらしいことは聞いていたが,まずは小さく切って,熱湯に入れてそのまま3日間放りっぱなしにしてみたが,硬さは取れず,さらにレンジでチンして,鍋に入れても相変わらず硬さは取れなかった。噛み切れないほどの硬さではないが,かといって柔らかいという感覚はまったくない。ただし,大きさは3倍ほどになったので,けっこうこの冬は何回も鍋に使えたことは何よりの収穫だ。ベルゲンのとある博物館には150年物(19世紀半ばに獲れたタラということになる)の干しダラが展示されているほど,長期保存に長け,保存食としてはいうことないが,ふかそうと,熱を加えようと意外と硬いのは想定外であった。わが家の干しダラはいったい何年物だろうか?また,翌年もこのタラのお世話になりそうだ。

↓水に戻して1日目(上から)
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↓水に戻して3日目
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↓水に戻して1日目(横から)
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↓水に戻して3日目
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yukky7

『 Yukky's ワールドウォッチング 』へようこそ!
バックパッカー的な視点も多々ありますが,いかなる都市でも,3.5星以上の宿に泊っています(笑)。