ベルゲンの8月上旬は午後10時半に日が暮れる~ベルゲン1
▼北極圏(北緯66.6度以上)では,夏の間白夜という,1日中太陽の沈まない現象になるが,北緯60度のベルゲンでは,そこまではならず,午後11時くらいには太陽は沈んでしまう。8月上旬のコペンハーゲン21:20発のベルゲン行SAS(スカンジナビア航空)便では,ベルゲン到着の22:20ごろにようやく日没となる。真ん中に通路が1列だけの片側3人掛けシートの進行方向左側の窓側席に座ると,ベルゲン到着10分ほど前から,フィヨルドを影にして,水平線に沈む夕日が見られるが,これも運が相当によいときである。条件としては,7月下旬~8月上旬であること,もちろん晴れていること,進行方向左側に乗ること,などである。時期は選べるとしても,気候条件はかなり制約があるので,この光景をカメラに収めることができれば相当に運がよいだろう。いくつものフィヨルドがある西ノルウェー地方は,もともと雨の多い地域だ。ベルゲンは平均して年に275日も雨が降るそうだ。ということは4日に1日晴れるのがやっということになるので,2日くらいの滞在で晴れるという期待をしてはいけないのだろうか。空からフィヨルドに沈む日没を堪能すると,まもなく着陸態勢に入り,小さなベルゲン空港に到着した。【2016/9/19(月) 午後 5:00】 |
↓フィヨルドの向こうに沈む夕日(22:15ごろ)

ベルゲン空港は比較的高度の低いフィヨルドの山の上にある空港だ。日本からの直行便は基本的にはないが,夏場に数本,スカンジナビア航空が,成田からの直行便を飛ばしている(コペンハーゲン行きをベルゲン行きに変更するので,該当日はコペンハーゲン行きはないし,貸切なのでツアー客のみで個人手配の客は搭乗できない。)。直行便であれば,日本でいうところの夕方にはベルゲンに着くのでたいへん得した気分になる。日没の遅い北欧では,ホテルにチェックインしてからも十分市内観光ができるのだが,経由便で行くと,コペンハーゲンでの乗り継ぎが思ったよりも悪く,ベルゲン行きのフライトまでコペンハーゲン空港で5時間近く待たされた揚句に,ベルゲンには22:20過ぎに到着する。しかし,たとえベルゲン市内に着くのが真夜中零時近くなっても,日が沈んでそれほど経っていないので,深夜に着いたという感覚はあまりない。 |
↓ベルゲン行スカンジナビア航空同型機(エアバスA-320)

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