フラダンスの誤解~オアフ島22
▼フラダンスの原型はカヒコ・フラでもともと宗教性が高く,神に祈りを捧げるために男性が踊るものだった。また,ハワイに伝わる神話などを歌や踊りで表現するものだった。だから,歌にあわせて踊るというシンプルなもので,楽器そのものはほとんど使われない。下半身でリズムをとって,上半身で言葉を表現するのがフラの基本だ。今ではフラダンスはごく一般に踊られ,大衆的なものになっている。現代版フラは「アウアナ」と呼び,ウクレレやギターなどのメロディーとリズムにあわせて踊るようになっていて,衣装も華やかなものになっている。【2016/9/19(月) 午後 3:04】 |
フラダンスというと,スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)などのショーで催されている,女性が腰巻をして,けたたましい音楽で踊るものだと認識している人もいるだろう(映画『フラガール』のロケ地)。それは大きな誤解で,ハワイの伝統的なフラダンスは,衣装も露出はしていなくて,音楽ももっとのんびりしていて,踊る様子もまったく異なる。ホノルルでは,無料で見られるフラショーが夕方から開催されている。最も手ごろなのは,ワイキキビーチのデューク・パオア・カハモナク像の東側で夕方6時くらいから1時間ほど行われているクヒオビーチのサンセットフラだ(正式名を「トーチ・ライティング・セレモニー&フラ・ショー」といい,主催はホノルル市)。毎日開かれているが,月~木曜はフラダンスというよりもハワイアンミュージックを奏でるショーで,フラダンスも一部あるが,本格的なものではない。本当のフラを見るなら,金~日曜で,地元の有名なフラ教室の生徒が踊る伝統的フラが見られる。ワイキキの高層ビルをバックに踊るので,夕日を背にしながら見ることになるが,ワイキキビーチの夕景もきれいなので,フラ見物がてら夕景のワイキキビーチも散策したいところだ。 |
↓夕暮れのワイキキ・クヒオビーチ…サンセット・サーフィンをしている人もいる

フラダンスはポリネシアンダンスとの比較をしてみると 一目瞭然だ。実は毎日,午後7時から「ワイキキ・ショッピング・プラザ」の1階ステージでポリネシアンショーが開かれている。フラダンスとポリネシアンダンスのはしごをすると違いがよくわかるので,午後6時にフラダンス,午後7時になったらカラカウア通りを600m西に移動してポリネシアンダンスを見てみよう。けたたましい打楽器の音楽にのせて,3人ほどのダンサーが軽快に踊る。イス席はあるが,パイプイスなので,後方座席だと見えにくい。早々に一番前の席を取ることをオススメする。本格的フラダンスもそうだが,腰の動きがポイントである。 |
↓「ワイキキ・ショッピング・プラザ」のポリネシアンショー(無料)

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