アリゾナ・メモリアルで真珠湾攻撃を振り返る~オアフ島20
▼1941年12月8日未明(ハワイ時間では12月7日)に旧日本海軍はハワイ・オアフ島の真珠湾を急襲し,多くの被害を与えた。真珠湾は,ホノルル国際空港の西に広がる入り組んだ湾で,ワイキキからはフリーウェイで30分ほどだ。【2016/9/19(月) 午後 2:57】 |
旧日本海軍の真珠湾攻撃で沈んだ戦艦アリゾナ号の上をまたいで作られた施設がアリゾナ・メモリアル(アリゾナ記念館)だ。海中に沈んだままのアリゾナ号からは今も重油が流れ出しているということだ。大理石の壁には,真珠湾攻撃で亡くなった1177名の名前が刻み込まれている。この記念館は,当然海上にあるため、訪問客はまず陸地にあるビジターセンターを訪れ,そこから専用ボートで記念館へ渡る。軍の施設だけにあまり目立つ格好で入ることは躊躇するが,観光客を見ると迷彩服はないもののけっこうラフである。ボートに乗る前にセンター内の劇場で必ずドキュメンタリー映画を観なければならない。エントランスホールにあるインフォメーションデスクで映画の整理券を受け取り,劇場に行き約20分のドキュメンタリー映画を見せられる。もちろん映画の内容は憎き旧日本海軍を永遠に忘れないぞ!という「Remember“Pearl Harbor”!」だ。ビジターセンターの展示室には,アリゾナの乗組員の制服や道具,アリゾナの模型などと当時の写真が大きなパネルで展示され,奇襲攻撃に対する非難が表れている。といって見学する日本人に危険性が及ぶことはない。入館料は無料なので,時間がなければ,このビジター・センターだけでも見ておくといいだろう。チケット売り場には行列ができているが,ビジター・センターだけを見るなら,無視して入っても何の問題もない。開園時間は7:30~17:00(海上のアリゾナ・メモリアルに行けるプログラムの最終受付は15:00である)。ここの土産は絵葉書やキーホルダー,切手など在り来たりのものがほとんどだが,ここでしか手に入らないものばかりなので(一般にハワイの絵葉書はワイキキの土産店でも買える),訪問記念としては価値がある?まわりには意外と日本人は少なく,巨体の,たぶんアメリカ人が圧倒的に多いと思える。 |
↓アリゾナ・メモリアル(ビジターセンター)入り口の看板

ビジターセンターの先端の公園からは,真珠湾の入り江が一望できる。見学可能なアリゾナ・メモリアルの白い建物が遠くに見えるが,左側を見ると,アメリカ海軍の軍艦が停泊し,軍港としての役割が続いていることがわかる。大きな駐車場もあるのでレンタカーでも行きやすいところだ。 |
↓沖合いにあるアリゾナ・メモリアル

アリゾナ・メモリアルと目と鼻の先にあるアロハ・スタジアムでは,『アロハ・スワップミート』とよばれる青空マーケットが開かれている。100以上の店舗に,ハワイアングッズ,アロハシャツ・サングラス・Tシャツなどのハワイ御用達グッズ,ハワイアン・ジュエリー,その他雑貨が市中よりも安い値段で揃う。日本で催されるフリーマーケットと違い,中古品ではなく,新品が圧倒的に多い。水,土,日の6:00~15:00で入場料50セント必要。1979年から始まったもの。専門業者も多いのでクレジットカードが使えるショップもある。バス(The Bus)で行く場合は,ワイキキ・クヒオ通りのバス停から20番エアポート/パールリッジ行きか,42番エバ・ビーチ行きに乗ればよい。30分間隔での運行だ。 |
↓『アロハ・スワップミート』が開かれているアロハ・スタジアム

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