巨人の女・ジュガンティーヤ~マルタ69
▼マルタにいくつもある巨大遺跡文化の神殿跡で,ゴゾ島ヴィクトリアから3kmくらいのシャーラの街の端にあるのがシュガンティーヤ神殿だ。マルタでも最も古い遺跡の一つといわれるが,それどころか世界一古いといわれている遺跡群である。ヴィクトリアでもっとも高い建物の教会や聖堂が遠くからでも見える。神殿は補修工事を行っていたが,中に入ることはできた。といって屋根があるわけでない。シュガンティーヤの語源の由来は『巨人の女(giantess)』である。マルタの遺跡では最も古いとされ,紀元前3600~3000年前と推定され,エジプトのピラミッドよりも古い。大型車は遺跡の西方の駐車場に止まり,そこから300mほど歩かなければならない。歩いていく途中,遺跡の後方北側を眺めながら,東側の入口にたどり着く。料金は3.5ユーロ。政府管轄の『ヘリテッジ・マルタ』の施設なので,閉館日は年に数日ほどである。朝は午前8時30分から開いているが,閉まるのは午後5時(日曜のみ午後3時)である。【2016/9/19(月) 午前 9:39】 |
↓シュガンティーヤ遺跡に行くためにバスを降ろされた場所

入場すると広いスペースがある。敷地内は東側から南にかけての景色がよい。眺めているだけで癒しになるゴゾ島の大地の風景である。見える方向は,主に南東である。2つの神殿(北側・南側)はそれぞれ高さ6m,幅40mあり,柱にはへびの彫刻が施されていたが,それはチタデル内の考古学博物館に展示されている。壁にはくぼみがあり,祭壇が築かれていたと推測される。祭壇には生贄や偶像が祭られたと想像される。ここもユネスコの世界文化遺産に登録されている。マルタ政府管轄の遺跡でもあるので,入場券のデザインなどはマルタの他の遺跡と同じである。入場口の手前には小さな土産屋がある程度の遺跡であるが,観光客はたくさん来ていた。団体が多く,ガイドに連れられ説明を受けていた。わがツアーのガイドのパトリシアおばさんも熱心に説明をしているが,あまり興味がないので,団体行動を離れ,別の方へ行ってみたり,一足先に出て,土産屋を見たり,団体行動ができないわが家であった。出口を出てまっすぐ行った先に風車がありそこの方が面白いらしいが,ツアーバスが逆方向に停めてあることと時間があまりないことから,そちらは諦めた。他のブログでも強調されていたが,風車には時間があれば行って損はないらしい。シュガンティーヤ神殿へはヴィクトリアから路線バス64番か65番に乗り,台地上のシャーラの街を上りきって間もない,神殿の停留所で降りて,右に歩いていけば5分くらいである。手前の左側に土産物屋というか万屋があるので,ミネラルウォーターなど欲しいものはそこで買ってから行くと便利。そこから先には店らしい店はない。シュガンティーヤ神殿の入口の脇に小さな土産屋があるが,そこは観光客目当ての店なので,品数は限られる。 |
↓遺跡からの眺望がすばらしい

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