イムディーナの土産物屋~マルタ63
▼マルタの特産品といえば,ハチミツ,ワイン,レースがベスト3だが,銀製品も盛んらしい。イムディーナの堡塁広場(タスール広場)に面した土産物屋『Maltese Falcon』のショーウィンドウに飾られていた。彫金といわれる加工品やネックレスなどのアクセサリーが作られている。銀製品もガラスやレース同様,聖ヨハネ騎士団が呼び寄せたヨーロッパ各地からの技術者が発端である。首都ヴァレッタにも銀製品のショップは多かった。銀だけでなく金も同じように加工されているが,もちろん金の方が高価だ。この土産物屋は店員が店の外にいる客の応対で,店内に客がいるのに,出て行ってしまい,防犯対策がたいへん杜撰である。レジの前でもこんな写真が気兼ねなく撮れてしまう。堡塁広場には人もたくさんやってくるし,メインストリートだけに人通りも多いのに,この土産物屋は人の出入りが少ない。日本人は必ず寄るだろうが,それ以外の国の観光客は興味を示さないことが多い。観光とは物を見ることが中心であって,物を買うことではないと思っているのかもしれない。日本人との決定的な違いである。それもあって,日本人観光客は少ないながらお得意さまなので,土産物屋で日本語表示を見かけることも多々ある。たくさんお金を落としてくれる日本人の印象があっての表示なら悲しいのだが。【2016/9/19(月) 午前 9:26】 |
↓ショーウィンドウの銀製品

マルタ島の土産物屋というとヴァレッタ以外では,ホテルなどが多いスリーマやパーチェヴィル地区に多いが,それ以外の地方ではリゾート地以外ではそんなに見かけることはない。イムディーナに2~3軒,ラバトに2~3軒,ブルーグロットに数軒,それ以外の街ではあまりお目にかからない。街角にあるkioskで土産物が買えたりするので,店を構えるほどのこともないのだろうが,マルタは観光立国を宣言し,観光を軸に国を営んでいこうとしているので,土産物屋の出店加速や充実を目指してほしいものだ。ただし,日本の観光地にあるような土産物屋だけは勘弁してほしい。看板や広告が派手で,売ることだけしか頭にないというのはいただけない。気軽に安価で買えるマルタらしい土産物屋を望みたいが,気軽さならkiosk,安さなら市があるので,なかなか土産物屋は地方では流行らないらしい。確かに市で買う方が面白いし,掘り出し物もあるので期待感はある。ただし市は毎日というわけではないし,時間帯も午前中だけという場合は多いので,いつでも買えるという利便性からいうと土産物屋はある程度必要である。マルタの歴史を知る上でもたいへん参考になる。土産物屋で売られている品物の歴史だけで本が一冊書けてしまうだろう。 |
↓ヴァレッタ・バスターミナル前のkiosk

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