イムジャーからヴィクトリアへ~マルタ58
▼ゴゾ島のイムジャーにフェリーが着くと,一般観光客は,港で待機している路線バス25番に乗り込む。マルタ島からの玄関口なので,フェリーから降りてくるマイカーやレンタカー,トラックなどは多く,人も車と並んで降りてくるが,路線バスよりも港に十数台以上も迎えに来ている観光バスに乗り込む人が多い。個人旅行者なら路線バスかレンタカーだが,ゴゾ島はバスの便が悪いので,短時間であちこち訪れたい人向けにたくさんの旅行会社が1日ツアーを催している。どちらにしても最初に目指すは,中心地のヴィクトリアと決まっている。イムジャーの港を出発すると,バスは坂を登っていく。台地上の島なので,海沿いに道路はほとんどなく,どこに行くにも必ず内陸に入り内陸を移動して,また海沿いに下りていくという感じである。坂を登りきったT字路を左折するとヴィクトリア方面だ。低木や草原,畑が続く道路をひた走る。家は点在し,遠くには小高い丘が見え,その上に街や大きな聖堂が見えたりする。道路沿いには石垣が作られ,そこにサボテンが延々と植えられている。乾燥した気候なので高木はあまり育たず,その代わりの並木のつもりだろうか,サボテンが道路沿いに生い茂っている。サボテンの高さではとても日陰ができそうもない。道路は埃っぽく,舗装の状態もあまりよいとはいえない。10分ほどでまわりに家が増えてきた。ヴィクトリアの中心が近い証拠である。【2016/9/18(日) 午後 7:51】 |
↓イムジャーに着くと,バスに乗り換える

ふと通り沿いで『TOYOTA』という文字を見つけた。奥に車が見えたので,たぶんTOYOTAの中古車センターであろう。世界一,二を競うメーカーになったTOYOTAは,ヨーロッパでも最も目にする日本車である。インドのようにスズキの独占場と違い,さまざまな日本車がマルタ国内を走っているが,TOYOTAブランドはやはりマルタでも強い。 |
↓TOYOTAの中古車センターのようだ

ひとっ子一人いなかった道路沿いに人影も増えてきて,街らしくなってきた。学校と思しき建物の辺りには高校生だろうか,バスを待つ姿が見える。そうこうするうちに15分くらいでヴィクトリアの中心に着いた。路線バスは中心から少し東にあるバスターミナルに着く。バスターミナルといっても建物があるわけでもなく,バスが十台以上は停まれるただの広場である。ゴゾ島のバスはすべてここを起点として,また終点としている。観光バスのツアーはここで降ろされる場合もあるだろうが,先にチタデル観光があるので,チタデルに近いところまで行って降ろされる。 |
↓ヴィクトリア市街地に入ってきた

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