パイナップルケーキの「微熱山丘」に行ってきた~台北142
台北パイナップルケーキのニューウェーブがあると情報を得て,松山區にある目的地に向かった。松山空港からも徒歩で15分ほど,MRTのどの駅からも遠いため,タクシー利用の訪問者が多い。松山空港からの帰国日に,空港に荷物を預け,タクシーで買いに来る人も,とくに日本人に多いとか。タクシーの運転手に店名を漢字で見せてわからない場合は,簡略地図で,光復北路と民生東路五段と民生公園の位置を見せれば理解してもらえる。「微熱山丘(サニーヒルズ)」の台北店前には常にタクシーが待機し(購入しに来た人が待たせているもの),警備員もいる。店に入るとすぐに,大きなテーブルで,パイナップルケーキ1個とお茶1杯の試食サービスがある。このまま帰ってしまってもいいが,試食した人のほとんど全員が購入しているほどの人気である。台北店では,バラ売りはなく,10個入り420元,15個入630元の2種類のみの販売となる(この時1元=3.2円だったので,1個が135円ほどになる)。パッケージのセンスはよく,伸び縮みのする紐で縛ってくれる。さらに,1パッケージ毎に布の袋に入れてくれる。個数に応じて大きさの異なる袋がある。これも今までのパイナップルケーキの店にはなかったサービスである。【2016/8/20(土) 午後 3:12】 |
↓「民生東路五段」が一つの目印

「微熱山丘」はシンガポールや上海,香港などにも店舗があるが,実は日本にもある。帰国後早速,日本で唯一の東京・南青山にある店舗に行って購入してきた。東京メトロ表参道駅から裏通りを歩くこと5~6分。隈研吾氏設計の奇抜な外観の建物に入っている。1Fが受付で,2Fが試食コーナーと販売ブース。午後5時を回っていたが,試食コーナーに3人。販売ブースはゼロで並ばずに購入できた。東京店の場合は,パッケージは5個,10個,15個の3種類で,台北同様にバラ売りはない。値段は5個入りで消費税込み1500円。1個当たり300円なので,台北で買う品物の約2.2倍の高さとなる(≒300÷135)。物価の差はあるが,台北で買う方が断然お得といえよう。 |
↓東京都港区南青山にある店舗の外観

台北で購入したものと東京で購入したものを比較してみた。日本には製造工場がないので,東京店の商品は台湾からの輸入品である。しかし,異なることも少なくないので気づいたことを記したい。まず包装紙。見た目や紙質はまったく同じ。裏の日付は,台北が製造年月日と賞味期限,東京は賞味期限だけ。輸入するのに日数がかかるのか,製造年月日を入れられないようだ。パイナップルケーキの中は,どちらもパイナップルの繊維質がよくわかり,差はほとんどないようだが,東京の方が繊維質が細かい気がする。食感は,クッキー生地は東京の方が柔らかめ。パイナップル部分は,台北の方が繊維質が粗く,噛み応えがあるような気がした。味はクッキー生地の部分は,東京の方が甘みがあるので,これだけで食べても違和感はない。台北の方は生地の甘みがあまりないので,パイナップル部分と同時に食べる必要がある。パイナップル部分は台北の方が酸味が強く,東京の方は酸味も甘みも抑えられていて,日本人好みに作ってあるようだ。個人的には繊細な東京テイストよりも,ワイルドな台北(台湾)テイストの方が好きである。実は台北で売られているものと東京で売られているものは,原料の収穫時期や産地に若干差がある。パイナップルは,東京の方は夏にだけ収穫する酸味の少ないパイナップルを使っているそうで,さらに生地に使っているバターは,台北がニュージーランド産,東京がフランス産である。小麦の産地はどちらも北海道,パイナップルの産地はどちらも台湾の南投県である。重量はどちらも1個50g。ただし,カロリーには微妙な違いがあり,台北は205kcal,東京は201.1kcalと書かれている。 |
↓包装紙(上が台北,下が東京)

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