「麦当労」って?~上海1
▼漢字が使われている国は言葉が通じなくても,意味はわかることが多いので,ある種の安心感がある。上海は,成田から2時間半~3時間で行ける中国最大級の都市である。社会主義国ながら,外国資本がどんどん流入しているので,街の中心部(南京東路など)は日本の大都市のストリートとあまり変わらない。違うとすれば,店名が漢字であることだろうか(一部アルファベット交じりはあるが)。
中国でもファーストフードは人気がある。中国に限らず,中華圏の朝食は外食が当たり前である。そんなことも手伝って,どのファーストフード店に入っても,時間帯を問わず賑わっている。ただし,店名は漢字なので,マクドナルドは「麦当労」(写真1番目は値段の看板,写真2番目はカップ),モスバーガーは「莫師漢堡」(写真3番目),ケンタッキーは「肯徳基」(写真4番目)などと看板には書かれている。当て字であるが,文字の並びだけでは理解できないものもあるが,ロゴマークと看板の背景色のイメージで,たいていはわかる。それは日本のこういう店の看板を見慣れていることも大きい。よって,比較的若い人や中年くらいまでの日本人が中国に行った際には問題ないが,お年寄りが中国に行ってこれらの看板を見ても,入るまで何の店かわからないことが多いのではないかと思う。ちなみにハンバーガーの値段は日本円で5元くらい(2005年1月)なので,日本より少し安めだが,上海のサラリーマンの平均月収が1500元くらいなので,非常に高い食べ物である。
上海にもスターバックスコーヒーが進出しているが,こちらも漢字に置き換えられているのかと思いきや,豫園店は「STARBUCKS COFFEE」であった(豫園店に限っているかは定かではない)。また,世界共通語のカラオケは「峠(やま偏無しに上と下がくっついた字)拉OK」と書かれ,漢字・アルファベット交じりの言葉になっている。入店はしていないが,日本の曲のレパートリーも少なくはなく,日本人でも楽しむことができるのではないかとみた。ちなみにヴェトナムでは漢字を使わないので,「KARAOKE」とアルファベット表示であった。【2006/3/31(金) 午後 11:31】
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