日本人は出没しないローカル夜市1~新北16
▼士林,景美,師大,基隆,公館,寧夏街,饒河街,臨江街に続く夜市シリーズ第9弾は興南観光夜市だ。夜市は台湾にはなくてはならない地元住民の憩いの場だ。昼間はとくに目立たない通りが夕方から次々と屋台が出て,たくさんの人で賑わう。台北北部の士林や東部の饒河街などは規模が大きいので観光客も多く,週末ともなると歩くのも困難なほどの混雑を見せる。サービス内容は食が半分,物販が半分という構成がほとんどだが,寧夏街のように食に特化した夜市もある。どちらにせよ,夜市は年中無休なので毎日が縁日と思えばよいのである。台北だけでも数箇所の夜市を,それも1箇所複数回行ったので,今回は郊外夜市に挑戦することになった。【2014/10/19(日) 午後 3:04】 |
↓ツアーにも組み込まれ,台北最大の士林夜市

場所はMRT中和線の終点『南勢角』駅の近くである。この駅はMRT台北駅から20分,7駅目という交通至便な場所にもかかわらず,台北市ではなく,隣の新北市である。合併するまでは中和市といい,台北のベッドタウンである。駅を降りると住宅街と思いきやいきなり繁華街である。日没前後に行ったので,会社帰りの人で電車内は混んでいたが,日本の都市圏のようにぎゅうぎゅうにはならない。出口を出てまっすぐ進み,通り(興南路一段)に出たら左折し,しばらく歩くと(2分ほど),通りの反対側に観光夜市の門(入口)が見えてくるのでわかりやすい。駅から入口まで200~250mほどだ。夜市の名称は『(中和)興南観光夜市』という。「観光」と名がついても日本人に遭遇することはほとんどあり得ない。それは,日本で発行されている,いかなる旅行ガイドブックにも登場しないからかもしれない。かろうじてサイトの『台北ナビ』に掲載されている程度だ。在台湾の日本人が稀に来ることはあるかもしれないが,ほぼ地元住民の,地元住民による,地元住民のための夜市である。 |
↓MRTで行くと,夜市のある興南路一段は4番出口

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