香港でコンビニといえば「セブン・イレブン」と「サークルK」が双璧である。それ以外には地元資本の「OK」がある。コンビニは漢字では「便利商店」と書く。まさにその通りだが,日本のコンビニとは雰囲気は多少違う。新聞の置き方は,日本では見出しがわかるように,丸めて,上に引っ張り出す形を取っているが,香港の新聞はこのようなことはできない。何せ,正月に配達される新聞のように,折りがいくつもあって,総ページ数は日本の新聞の軽く3~4倍はある。サービス競争が激化して,各社がどんどん厚くしていった結果である。そのような訳で,新聞は平積みである。無料新聞も都心では午前中に配られている。無料といっても,サンケイリビングのような広告紙ではなく,本格的な新聞である。ページも20ページ以上あるし,ニュースや芸能欄などバラエティな内容になっている。これもサービス競争激化の表れである。【2014/9/28(日) 午前 11:33】 |
↓折りが幾つにも分かれ、合計で100ページくらいある香港の新聞

さて,コンビニの話に戻ると,セブン・イレブンは地上の町中に多く,サークルKは地下鉄のコンコースに多い。どちらもこじんまりした店が多く,品数も絞られている。生野菜を食べない中国では,野菜サラダのようなものは売られていない。朝からいろいろな飲食店が営業しているので,弁当も売られていない(需要がないのだ)。ドリンクは日本と同じようなものが置かれているが,茶に関しては加糖されているので,よく確かめてから買う必要がある。ジュース類は漢方などで気を遣っているわりには,果汁分の低いジュースが多く,100%果汁のジュースは少数派だ。菓子類はスナック菓子が多く,ポテトチップスなどは日本と大差ない。雑誌や一般書籍はビニール袋に入れられ実質立ち読みはできない。 |
↓街中どこにでもある「セブンイレブン」

↓地下では存在感が増す「サークルK」

日本でも500mlのペットボトル飲料にちょっとしたおまけがついてくるが,香港でもピンバッチのような猫や犬のキャラクターっぽいおまけがついてくる。もらいたくはなくてもついてくるので仕方ないが,その分まけてくれた方がありがたい。ソウルや台北では買い物用ポリ袋は有料だったが,環境にまったく関心のない香港では無料でくれた。ただし,すごく薄く,いまにもやぶれそうなペラペラのポリ袋である。ずいぶん経費を安く抑えていると実感させる袋である。 |

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