市民の足・LRT~クアラルンプール43
▼市内の公共交通LRTのクラナ・ジャヤ・ライン(プトラ線)は,KLセントラル駅を出ると,チャイナタウンのあるPasar Seni,インド人街の入り口Masjid Jamek,はたまた外国人の多い高級住宅街Bangsarなどを結ぶので,ひじょうにインターナショナルな鉄道かもしれない。KLセントラル駅のプトラ線乗り場はLEVEL2だ。キップは自動販売機で購入する。モニターに全駅の名称が表示されるので,行きたい駅をタッチするとキップが出てくる。自動改札機の色はシルバーで,日本になんとなく近い色だ。KTMコミューターの改札機がレインボーカラーならぬ6色も色を使い,KLモノレールはイエロー一色からすると,たいへん地味な改札機の色である。しかし車輌の外側の広告は文字の広告だけというものもあるが,一方で品物の写真を貼りこんだ派手なものもあるので,けっして地味とはいえない。駅によってはホームドアがあり,安全対策も行われているが,すべての駅というわけではないので,まだまだ発展途上の鉄道だ。【2013/9/28(土) 午後 3:52】 |
↓プトラ線は2両編成(KLセントラル駅)

対するLRTのアンパン・ライン(スター線)は,雰囲気が日本の都市部を走る電車にもっとも近い。6両編成なので,ホームも長い。こちらもほとんどが高架で,景色はたいへんよい。前述のプトラ線とこのスター線,KTMコミューター,KLモノレールの4線を使いこなせば,クアラルンプール市内はだいたい回れるが,実はLRT,KTMコミューター,KLモノレール相互間の乗り換えは,KLクアラルンプール駅を除くとたいへん面倒だ。まずお互いが乗り換えしやすいような駅舎の構造になっていない。2つの線が交差すれば,その交差するところに2線の駅舎とも作り,接続の通路などを設けるのが当たり前だが,クアラルンプールの鉄道は交差する駅舎の位置がかなりずれて作られている。だから,降りてからしばらく歩いてようやく接続する駅に到着することが常である。さらに,高架が多い鉄道相互の乗換えでは,いったん地上に降りて,また上ることはざらで,空間をうまく利用できてはいない。炎天下で,乗り換えに時間がかかるクアラルンプールの鉄道はけっして使い勝手がよいとはいえないので,タクシーを使う観光客も多い。タクシーのディメリットは渋滞にぶつかることだが,クアラルンプール市内は朝と夕方近くに,場所によって(道路の狭いブギッ・ビンタンなども)渋滞が発生し,さらにスコールが降り始めると同時に渋滞が発生するので,時間に余裕を持ってタクシーは捕まえたい。郊外は渋滞はまずない。空港への高速道もガラガラ状態なので,リムジンバスも遅れることなく運行できるようだ。 |
↓Hang Tuah駅でのモノレールからLRTへの乗り換えはまずモノレールを降りて,下の道路に出る

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