2012年10月27日
道路に突き出た無数の看板~香港42
category - 香港(ホンコン)
2012/
10/
27香港の風物詩といえば道路に大きく突き出た看板だ。2階建てバスが主流の香港(他にはマイクロバスしかない)では,低位置にこの看板があるとバスを損壊する。2階建てバスの屋根のちょうど20~30cm上あたりが,看板の下部になるように巧妙に作られている。2階建てバスの2階は天井が人間の背の高さぎりぎりなので,オープントップバスの場合は,2階部分で立とうものなら,看板に頭が衝突する寸前の状態が堪能できるだろう。【2012/10/27(土) 午後 10:19】 |
↓道路上に突き出た電飾看板(ネイザンロード)
それにしても,看板群を遠くから見ると,高さも幅も違え,看板の文字がうまく重ならないように作られている。真下から見上げると思ったより薄っぺらいのでそれほど圧迫感はないが,遠くから見ると遠近感も手伝って,迫力たるやものすごい。果たして宣伝効果はあるのだろうかと思うのだが,香港では覚えてもらうこともあるが,まずは目立つ!というのが不可欠だろう。各企業が独特のロゴ,色,デザインを強調し,その結果,たくさん並んでいると,まったく統一性に欠ける色鮮やかなド派手看板ストリートができあがってしまった感がある。遠い近いはあっても,遠くから見れば,所狭しと並べられ,道路上すべてが看板で埋め尽くされているように見え,なぜか安定感があるのは不思議だ。この看板の位置(道路への張り出し具合)を決める人はよほどの達人だろう。この看板群が顕著なのは,九龍のネイザンロードだが,女人街あたりの南北に延びる通りも道路幅こそネイザンロードより狭いが,看板の密度はネイザンロードを超えている。 |
↓2階建てのバスが通るか否かで看板の高さは違うようだ(上環・香港島)
道路の上にこれだけ張り出していても,歩いている分にはそれほど目立たない。敢えて上を向かなければ気付かないこともある。地震がほとんどないからいいものの,日本でこんなことをするには,よほどの安全性がなければ認められないだろう。香港だからできたある種のアートである。夜のネイザンロードでは必ずや鑑賞するに値するので,香港島に宿をとった人でも,夜は,必ずや九龍半島部にあるネイザンロードの看板群を見にくるべきだと思う。 |
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リトル・インディアを歩く2~シンガポール2
category - シンガポール
2012/
10/
27シンガポールには主に中国系,インド系,マレー系の人々が住む。それぞれの民族によって住む地域が大まかに分かれていて,チャイナタウンやインド人街,ムスリム街などが厳密ではないが,あちこちに形成されている。インド系の割合は人口の9%ほどで,主にタミール語を話す。MRTファーラー・パーク駅や同リトル・インディア駅で降りると周辺はインド人街である。インド人街の家の造りは,2階建ての長屋風造りで,インド系の飲食店や雑貨屋,青果店などともに,小規模なマーケットや大型スーパーなどが点々としている。インド系と思しき人が多いのだが,圧倒的に男性である。夕方になると,公園や裏通りにインド系の男性が集まり,何をするではなしにたむろしている。こう人数が多いと,インド系以外の人が歩くとちょっと気が引ける。インド人街のほぼ中央にはムフタファという大型スーパーマーケットがある。インド系の人で知らない人はいないという超有名格安スーパーだ。インド系以外の人も入店できるが,入館時には大きな荷物は預けることになる。どこからともなく香辛料の匂いのするインド人街は歩くとなかなか面白い。【2012/10/27(土) 午後 9:58】 |
↓インド人街に限らず,シンガポールにショップハウスは多い
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