2008年02月05日
サトウキビ畑~与那国島7
category - 与那国島
2008/
02/
05「♪ざわわ,ざわわ」と森山良子の歌が聞こえてきそうなサトウキビ畑を目の前にすると,沖縄にきたという実感がわいてくる。2月の風はここちよく,まもなく田植えが始まるという時期だ。沖縄には本島だけでなく比較的大きな島ではサトウキビ作りが行われている。沖縄本島であれば島の南部に畑が多いが,与那国島では東部にサトウキビ畑が多くなる。人の背丈ほどに伸びるサトウキビは,刈り取り時期がいちばん忙しいので,このシーズンには全国規模でアルバイトを募集する(若者向けのアルバイト情報誌に載るそうだが,アルバイトに来る人は情報誌掲載1回につき2~3人だそうだ)。与那国島で会った31歳の国立大出のバイト君は,西表島で訪ねた農家でも働いていたそうで,各島を転々としているとか... 刈り取りの仕事は,腰を曲げて行うのでたいへんな重労働だが,仕事自体は午後4時ごろには終わっているので,畑のオーナーやアルバイト仲間が集まって,屋外の縁台で黒糖を肴に泡盛を飲むのがいつものことらしい。冬でも20℃以上の屋外は,酒を飲むには最高のオープンカフェである。【2008/2/5(火) 午後 9:05】 |
↓東崎に行く途中で
夕方5時ごろお邪魔したあるサトウキビ農家では,すでに宴会が始まりかけていて,サトウキビ作りの話をききながら,たいそうごちそうになってしまった。初めての人間でも受け入れてくれる沖縄の人々の暖かさを感じることができた。サトウキビは黒糖の原料になるので,石垣島にも与那国島にも製糖工場があり,年に数ヶ月(主に冬場)稼動している。けっして複雑な工程ではないが,工場の装備はかなり大きいもので,見学するには30分くらいかかってしまう。次から次にトラックで刈り取られたサトウキビが運び込まれ,大きなサトウキビの山ができている。一般人が製糖工場の見学をすることはほとんどないらしい。 |
↓工場内に運び込まれたサトウキビ
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