2008年01月03日
懐かしい風景~台北79
category - 台北
2008/
01/
03どこかしら懐かしい風景のある台北の街だが,街歩きをしているとふと戦前・前後の日本の家並みが見られる場所があったので,ちょっと探検してみた。その場所は台北駅から西に500mくらい進んだ一角である。最近,台北駅の西側に大きなバスターミナルができたがそのさらに西側になる。高速道路や高層ビルに囲まれた中に,ここだけ時間の止まったかのような,人通りもまったくない空間で,迷い込むと二度と抜け出せないような感覚に陥る雰囲気の場所である。【2008/1/3(木) 午前 11:39】 |
屋根や家の造りを見ると,伝統的な台湾や中国の建築ではないことが一目瞭然だ。屋根は三角で,壁はもちろん板張りである。塀はブロックを積んでいる場所もあるが,道路からいきなり玄関という家もある。塀の上にネコがいたり,物干しに洗濯物が干してある風景はまさに日本の古き良き時代の風景である。未だに日本人が住んでいるとは思えないが,日本の風景が今まで残されてきた数少ない場所だろう。まわりに高層ビルが増えてきたので,いずれは再開発という名のもとになくなってしまうかと思うと,たいへん残念だが,行ってみる価値のある場所だと思う。観光コースではないので,お忘れなく。 |
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