2006年11月19日
駐車場は道路上？～ソウル３１
category - ソウル
2006/
11/
19| ソウルを歩いていて不思議に思うのは，戸建ての場合に駐車スペースを作らないことである。そんなに家の敷地が狭いのだろうか？雍壁の上に家があれば，その下に地下車庫を作ることも可能である。ソウル自体，土地の広さは限られているが，立体的に活用する方法はあるかと思う。家の敷地内に駐車場を確保しないのであれば，いったい車はどこに置かれているのかというと，路上である。ソウルでは公共スペースの路上が個人の駐車場にもなっているのである。道路に白線（黄色線）と数字で駐車スペースが示され，都心でも堂々と停められている光景を見ることができる。都心は交通の妨げになるのでさすがに正式な駐車スペースは作っていないが，都心を少し離れると，道路の幅も広いので，早々と駐車スペースが設けられるようだ。一方，高層の集合住宅でも立体駐車場を見ることはない。汝矣島（ヨイド）にある団地でも，車は空き地（主に入口前の道路上）に置かれている。それも二重駐車は当たり前で，奥の車が出たいときはどうするのだろう，と心配になるほどである。台北も駐車場不足が深刻だが，ソウルでも半ば車の放置状態には抜本的な対策が必要だと思う。【2006/11/19(日)午前9:52】 |
↓ソウルの駐車状況
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category - 韓国（大韓民国)
2006/
11/
19| 1953年に終わったかのようにみえる朝鮮戦争は実は終わっていない。あくまでも休戦であって，和平条約が結ばれなければ終戦にはならない。よって韓国はまだ戦争に備えなければならず，徴兵制が存在する。30代前半までには兵役を済まさなければならないが，何歳で兵役に就くかは本人の意思に任されている。多くは大学在学中（韓国の大学進学率は約90％，日本は50％）に休学して２年ほど兵役につくことが多いので，韓国の男子大学生は卒業するのがだいたい25歳くらいになる。よく韓国の芸能人が入隊する時や除隊する時に騒がれ，日本の芸能ニュースに入っていることも多くなった。【2006/11/19(日)午前9:46】 |
| 徴兵制は免除がないわけではない。例えばサッカーの韓国代表になって，世界的な大会でベスト４になるなど，ハードルはきわめて高い。そのため，病気やスポーツ選手などと偽って兵役逃れをする若者も後を絶たないようだ。また，韓国ではアメリカなどへの長期留学が多く，それを数年続けて逃れるという手もある。徴兵制の必要性や良し悪しは別として，兵役によって２年以上鍛えられ，除隊してくると心も体もたくましくなるので，兵役を終えた男性は企業や家族にとってより信頼度が増すようだ。兵役に就いても休みの日はあり，そんなときは軍服姿でデートを楽しむ若者も多い。市内でもよく軍服姿の若者を見かけるが，この時ばかりは仕事を忘れ，思う存分羽を伸ばしているかのように見える。しかし，入隊によって連絡がとりにくくなり，別れるカップルも多いという。とにかく，韓国の男性にとって，兵役は人生の一大イベントである。【2006/11/19(日)午前9:46】 |
↓ソウル市内でよく見かける軍人
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